タワレコの思い出みたいな?

梅雨明け。
ここしばらくの短い雨期に限らないけど、仕事帰りのときに雨が降るときはよくブック⚪フに逃げ込む。
マンガなどをチラチラと見て過ごすのだけど、気に入ったマンガを見つけたら 中古 (ほぼブック⚪フで買う) / 新品 (電車の中で読む用にはだいたい新刊書店で買う)買って帰るようにしている。
最近も、ブック⚪フで見つけたコミックは ハルノ晴 あなたがしてくれなくても っての。
あなたがしてくれなくても は2021年の時点で電子版を含めて700万部を突破したという。
いやー、全然知らなかったマンガだった。
ブック⚪フで本の群れをフラーッと見ていてパッと「ん?どんなマンガ?」と偶然、なんとなく手に取ってはじめて読んだのだけど。
その日には買って帰った。
内容的にはこれまで読んだことのない内容のマンガだし、主人公は女性だし。
どうも青年漫画にしては女性読者が多くついたマンガのよう。
絵柄も女性向けっぽい気がする。
でも、男が読んでもめちゃ面白いと思う。

鍵空とみやき の コミック ハッピーシュガーライフ も何となく見つけて読んだ。
内容的にちょっと衝撃的な展開だった。
アニメ化されていたとか知らなかった。
アニメのオープニング曲がナナヲアカリ・歌、ナユタン星人・作曲で何で知らなかったのだろう。
エンディング曲もReoNa・歌、ハヤシケイ・作詞作曲。
絵師じゃないKEI じゃないですか。

あとひとつは 森つぶみ のコミック 月曜から金曜の男子高校生 。
そもそもLINEコミックって知らなかった。
これもめちゃ面白い。
5巻で完結なんだけどこのあとの続きとかないのか。
めっちゃ読みたい。
連載中の 転がる姉弟 も面白いのだけど。

タワレコの無料音楽情報誌bounceをもらう。
毎月25日に発行されるから月末にタワレコに赴くのはもはや義務。
個人的には2002年くらいからbounceを入手しはじめたと思う。
もしかしたらそれ以前のbounceももらっていたかも知れないけど、bounceを捨てずにとっておくようになったのは2002年くらい以降。
bounceの山が我が家の一角にある。
ところで2002年以降ではただ一度だけbounce手に入らなかったことがある。
星野源が表紙の号。
今調べたら2018年3月に発行された号らしい。
YELLOW DANCERがリリースされたくらいの時期のやつかと思っていたのだけど。
ちなみに星野源は2015年3月にはSAKEROCKでもbounceの表紙を飾っている。
ところで2002年のbounceはけっこう厚みがあったけど、現在はかなり薄くなってしまったのが淋しい。

現在のタワーレコードは日本資本だが、かつてはアメリカ資本だった。
個人的には大学に入学してから初めてタワーレコードを知った。
それから私は大学時代は毎週のようにタワーレコードを覗いていた。
当時、タワーレコードは輸入盤専門店だった。
タイミング的に8cmCDシングルも売られていた時期だった。
THE CUREのLULLABYやSCRITTI POLITTI のHYPNOTIZEの8cmCDを買ったのを覚えている。

国内では8cmCDシングルは2000年くらいまでよく見たと思う。
宇多田ヒカルのデビュー曲 Automatic / time will tell、続くMovin’on without you 、First Love (同名アルバムからのシングル・カット)は8cmCDシングルと12cmCDシングルがリリースされた。
ちなみにAutomatic / time will tellは12インチアナログ盤も同時に発売されている。
椎名林檎のデビュー曲 幸福論 は8cmCDでリリースされ、1年後には12cmCDシングル化されている。
12cmCDシングル化したときには3曲目に 時が暴走する が追加収録された。
椎名林檎にとっては8cmCDシングルは 幸福論 のみ。
2000年に発売されたアルバム 絶頂集は椎名林檎の1999年~2000年のツアーで披露された未発表曲集で、8cmCDシングル3枚組。
3曲ずつ全9曲で構成されている。
3枚それぞれでバンド / バンドのメンバーが異なっている。
DISC2の絶頂2 天才プレパラートの収録曲は当初、1999年11月の学園祭ツアーから収録されるはずだったが、椎名林檎が気に入る音源がなかったためスタジオであらためて収録されたとか。

坂本真綾のデビュー曲は 約束はいらない。
天空のエスカフローネのオープニング曲だった。
菅野よう子・作曲。
以降、シングル しっぽのうた までは8cmCDシングル。
次のマメシバ ではマキシシングルケースだけど、CDは8cmCDシングルだった。
次のヘミソフィア以降は12cmCDシングルでリリースされている。

ビートルズのアルバム アビー・ロードが日本でCD化したのは1983年だった。
この時はすぐに回収され、廃盤にされた。
ビートルズのアルバムが公式にCD化されたのは1987年。
1989年にはビートルズのシングルが8cmCDシングルされた。

海外でも8cmCDは日本と同時期に発売されたが、海外ではその後数年くらいで見なくなった。
1992年にはほとんど無くなったと思う。
アメリカでNine Inch Nails のBroken EPを買ったが、初期の海外盤Broken EP には12cmCDの他に2曲入りの8cmCDが付いていた。
アダム・アンド・アンツのカヴァー Physical とピッグフェイスのカヴァー Suckの2曲が収録されていた。
個人的にはNine Inch Nails のBroken EPは最後に見た海外盤の8cmCDだったと思う。

当時はまだLPとCDが併売されていて、CDは簡易的なパッケージに入れられて売られていた。
仕切り板は例えばMICHAEL JACKSONならJACKSON,MICHAELとなっていた。
バンド名はともかく、個人名はそう表記されていた。

CDは流通の段階から長細い簡易パッケージに入れられていて、それを横に2枚並べたらちょうどレコード1枚の大きさだった。
簡易パッケージはサイズをLPに合わせるためのものだったと思う。
簡易パッケージはダンボールみたい紙で作られていて、素材からしてゴミとして捨てられるものだった。
1992年にアメリカに留学したときに本場のタワーレコードではサクラメント店に時たま行っていた。
サンフランシスコ店には一回だけ行ったことがある。
タワーレコードのサンフランシスコ店は場所的には少し郊外にあった。
紀伊國屋書店のサンフランシスコ店にはけっこう通っていたけど、タワーレコードのサンフランシスコ店は郊外すぎてほとんど行ける場所ではなかった。
タワーレコードのサンフランシスコ店に行ったときはCDをいくつか買った。
タイミング的にはクリスマスの時期に近かったような記憶がある。
11月か12月頃?
おそらくちょうどその頃にはCDの簡易パッケージをどうするか決められていたのかも知れない。
その時には会計時に買ったパッケージをどうするかと店員に尋ねられた記憶がある。
私はどう答えたのだろうか覚えていないけど、店員は簡易パッケージをパコっと割って商品を取り出して袋に入れて渡してくれた記憶がある。
今思うとあの簡易パッケージはまったく無駄な代物だった。
おそらくその頃にはCDの無駄パッケージについてどうするか決められたのかも知れない。
私が日本に帰国してからはCDの無駄パッケージはまったく見なった。
1992年の年末から1993年の春くらいにはあの無駄パッケージは業界的に無くされたのだと思う。

私が大学入学当時によく通っていたタワーレコードは商店街からはやや遠かった。
小さな店だった。
けれど私が留学から帰国した時には移動してすっかり大きなビル内のテナントのひとつになっていた。
(ちなみにその店はさらにもう一度移転したかもしれない。現在も絶賛営業している。)
この時には輸入盤だけでなく、邦盤のCDも普通に売っていた。

ちなみにHMVも当時は外資系CDショップだったが、現在は日本国内にあるHMVは日本資本になっている。
新宿にあったVirginメガストアは数回行ったことがあると思う。
鈴木慶一の手掛けたサントラ、チキン・ハートをそこで買った記憶がある。
しかし、Virginメガストアはその後はいつの間にか消えた。
以前は輸入盤店は活況だったのだけど、現在は店舗やネットでCDを買うことは本当に無くなってしまったな。

作曲者いろいろ?

なんとなく記しはじめたらこうなってしまった、という感じなんだけど。

松田聖子のアルバム Strawberry Time は1987年にリリースされた。
このアルバムを私はアルバムの発売時にレンタル・レコードで借りた。
アルバム Strawberry Time では全曲の作詞を松本隆、作曲はレベッカ土橋安騎夫バービーボーイズいまみちともたか(チャック・ムートン名義)、TM NETWORK小室哲哉ピカソ辻畑鉄也大江千里、UP-BEATの広石武彦米米CLUBなどが手掛けた。
作曲陣には様々な(当時の)現役バンドのメンバーがこんなに集められたのは当時の私には衝撃だった。
大村雅朗は このアルバム中の8曲で編曲、そのうちの 妖しいニュアンス では作曲も。
残り2曲の編曲は西平彰笹路正徳が1曲ずつ。

当時は作曲者とか興味無かったのだけど、おそらく小室哲哉に興味を持ってこのアルバムをレンタルした。
私は当時レコードをレンタルしたらルーズリーフをカセットテープのケースに収まるサイズに裁断して曲目とか書いて、その紙をカセットテープのケースに入れていた。
ルーズリーフの紙は色つきで5色くらいセットになったやつをよく使っていた。
このときのルーズリーフってまだ売っているのだろうか?

このアルバムを借りたときにはじめて作詞・作曲・編曲とかの情報も紙に書いてカセットテープに入れていた。
以来、アイドルもののレコードをレンタルしたときは作詞・作曲・編曲、ときにはプロデューサーとかも紙に記載するようになった。

中森明菜斉藤由貴や渡辺美奈代とかも作曲者とか興味深かったな。
中森明菜来生たかお芹澤廣明大沢誉志幸高中正義細野晴臣井上陽水都志見隆タケカワユキヒデとか起用される作曲家を見てびっくりした。
西村麻聡中森明菜に曲を書いているんだよな。
TATTOOなんか関根安里・作曲 EUROX・編曲とか「えっ!」で感じだった。
バイファムのTAOを脱退したメンバー3人に、新たにボーカリストとギタリストが加えたのがEUROX。
EUROXは機甲界ガリアンのオープニング、エンディングを担当、個人的には大好きだった。
オープニング曲はガリアン・ワールド、エンディング曲は星の1秒で、いずれも井上大輔 作曲・編曲。
EUROXはボーカルが長谷川勇に代わってアルバム MEGATREND をリリース。
アルバム MEGATREND のCDは発売時に何となく買っていてけっこう気に入っていた。
その後、EUROXの活動は止まるし、MEGATREND は廃盤になった。
2008年になってEUROXは再活動をはじめる。
ボーカルに根本博、つまりオリジナル・メンバーの5人で復活。
ミニアルバム(CD+DVD)Dig from The Pastも喜んで買ったけど、「あれ、このガリアン・ワールドはちょっと…」となってしまった。
それからEUROXが活動してないのは寂しいかな。
2011年にアルバム MEGATREND のCDがリマスター再発。COLD LINE 、OUT OF CONTROL の2曲がボーナストラックとして追加された。

松田聖子中森明菜は初期の作曲者とか見てあまりの豪華な面子にびっくり。
松田聖子中森明菜の作品には武部聡志が編曲者としていくつかクレジットされている。
武部聡志斉藤由貴種ともこのアレンジで知った。
武部聡志が編曲を手掛けていた時期の斉藤由貴種ともこの諸作は大好き。
渡辺美奈代で鈴木慶一を知ったと思う。
後にムーンライダーズとか聴くようになった。

大沢誉志幸は そして僕は途方に暮れる で知ったと思う。
のちに沢田研二や吉川晃司にも曲書いてたのを知ってびっくりした。
ラ・ヴィアンローズとかやっぱりスゴい曲と思う。
吉川晃司は当時はアイドルとして活躍していたけど、少しずつ自作曲がアルバムやシングルとか書いていた。
その吉川晃司は原田知世のレコードをレンタルしたときに曲を書いていたのに驚いた。
吉川の書いた 葡萄畑の走り方 は大好き。
吉川晃司・布袋寅泰のCOMPLEXのファースト・アルバムの冒頭のPRETTY DOLLも吉川晃司が作詞・作曲。
これも好きな曲。

あと、山下達郎KinKi Kidsの 硝子の少年 とか作曲したのは知っていたけど、近藤真彦ハイティーン・ブギ もそうだとはしらなかった。
知ったときは 私の好きな曲でこれもびっくりした。
最近だと山下達郎木村拓哉に3曲、作曲・編曲で提供していて、いずれも作詞が真島昌利だったのにも驚いた。
ところで山下達郎 は数年前から海外で話題というシティ・ポップでも人気らしい。
海外のシティポップ人気の 竹内まりや の プラスティック・ラブ でも編曲だし。
竹内まりや の作品には初期から山下達郎は関わっているが、結婚後から 山下達郎 編曲・プロデュースとなっている。
(アルバム TRAD あたりからプロデュース 山下達郎竹内まりや 連名らしい)
個人的には 山下達郎の楽曲は オレたちひょうきん族 のエンディングで使われた EPO がカヴァーした DOWN TOWN ではじめて知った。
山下達郎自身の曲ではでは 高気圧ガール だろうか。
踊ろよ、フィッシュ や GET BACK IN LOVE もよく聴いたな。
アルバイトしていた時期は ジャングル・スウィング とか。
その後も ヘロン とか。
クリスマス・イブ はけっこう以前から耳にしていてたけど「これ名曲だわ」と気付いたのは実は最近なんだよな。

竹内まりや は 不思議なピーチパイ がヒットしたときに知った。
個人的には竹内まりやでは 時空の旅人 が名曲だと思っている。

竹内まりや の 不思議なピーチパイ は加藤和彦・作曲。
加藤和彦もやはり作曲家として重要人物だと思う。
ザ・フォーク・クルセダーズ帰って来たヨッパライ はまだ私が小さくて可愛らしいころに見たアニメ はじめ人間ギャートルズ のエピソードで使われたから知っていたと思う。
村上龍の だいじょうぶマイ・フレンド が映画化(村上龍
が 原作・脚本・監督)のときにテレビのコマーシャルで映画と同名の曲がたくさん流れていたことは記憶にある。
シングル だいじょうぶマイ・フレンド は 加藤和彦・作曲で自身が歌っている。
ちなみに編曲は清水信之
加藤和彦は映画 だいじょうぶマイ・フレンドの音楽監督も務めた。
作曲陣は加藤和彦の他、清水信之来生たかお桑田佳祐坂本龍一などが参加。
高中正義のReady to Flyも提供されている。
加藤和彦は昭和のアニメファンには忘れがたいのが 飯島真理愛・おぼえていますか
映画 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか の主題歌で加藤和彦が作曲を手掛けた。

平成のアニメファンには忘れがたき…と言っていいのか分からないが、庵野秀明の初の実写映画 ラブ&ポップ のエンディングで 映画の主演の三輪明日美がカヴァーしたのが 加藤和彦北山修 の あの素晴しい愛をもう一度。
作詞・北山修 作曲・加藤和彦
ラブ&ポップは映画館に見に行ったのだけど、笑ったのがエンディングで 監督 庵野秀明(新人)と表記されたところ。
ラブ&ポップ は 村上龍・原作の小説を映画化。
個人的には原作小説も買ったし、映画もLDで買った。
写真集も買ったような気がする。

加藤和彦はさまざまな提供曲のほか、ザ・フォーク・クルセダーズサディスティック・ミカ・バンド、ヨーロッパ三部作、スネークマン・ショーのDr.ケスラー 名義のメケ・メケ、再結成ミカ・バンドとかいろいろ忘れがたいなー。

なんかいろいろ その3

また個人的に気になった音楽的ニュースなどをまとめて。

訃報が続いた。
デペッシュ・モードのアンディ・フレッチャーが亡くなった。
まだ60歳。
早い、早すぎる。
デペッシュ・モードの実質的なマネージングも行っていたらしい。
これでデペッシュ・モードはメンバー二人になってしまった。
マーティン・ゴアとデイヴ・ガーン。
コンポーザーとヴォーカリスト
ところで個人的にはデペッシュ・モードはアラン・ワイルダー脱退前のボーカリストと3人キーボードという認識。
そのうちマーティン・ゴアはギターを弾くことも多くなったし、アラン・ワイルダーはドラムを叩くこともあったし。
フレッチは何といってもキーボードを一本指で!
プロのミュージシャンでもキーボード一本指でもいいのだと私に思わせた人物だった。
ちなみにフレッチは他にベースとかも弾いていたのだけど。

YESのアラン・ホワイトが亡くなった。
YESにはビル・ブラフォードの後任として加入。
ライブ・アルバムのイエス・ソングスではビル・ブラフォードが2曲、その他全曲はアラン・ホワイトが叩いている。
それ以後のYESのアルバムはすべてアラン・ホワイトが叩いている。
(実質90125YES+アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウによるアルバム 結晶 を除いて。)

アラン・ホワイトはまだセミプロ時にジョン・レノンからの電話で誘われてプラスティック・オノ・バンドのライブ・アルバム 平和の祈りをこめて に参加。
アルバム サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ のライブ部分の一部、ジョン・レノンのアルバム イマジン では7曲、ジョージ・ハリスンのオール・シングス・マスト・パスの一部にも参加している。
その後にYESに加入。
唯一のソロ・アルバム ラムシャックルド を1976年に発表している。
他にはアラン・ホワイトのリーダー・アルバム ホワイトや、YESに関わったメンバー4人によるバンド サーカなども。

個人的にはAKBとかAKB48グループとかこのあたりのことはほとんど分からないのだけど、アイドルグループらしきものとだけは理解している。
AKB48グループのSKE48のTeam S公演 愛を君に、愛を僕に は小室哲哉プロデュースで、全16曲あるけど、10曲は小室哲哉・作曲で6曲は木根尚登・作曲。
TM NETWORK以外でこれだけ小室哲哉木根尚登の楽曲とは珍しい。
なお作詞は小室哲哉が単独、あるいは小室哲哉 / 藤井徹貫の共作が多い。
残りの作詞は小室哲哉とよく知らない人との共作で、木根尚登・作曲の青春Glowingは酒井陽一が作詞。
編曲はすべて小室哲哉ともう一人の連名となっていて、曲によって連名者が異なっている。
SKE48のTeam Sのアルバムも発売される。
アルバム 愛を君に、愛を僕に は小室哲哉・作曲と木根尚登・作曲の16曲に、1曲目としてoverture(作曲・編曲:尾澤拓実)があって全17曲。

ピーター・ガブリエルのニュー・アルバム I/O が今年の年末にリリースされるという。
オリジナル・アルバムでは20年ぶりとなるニュー・アルバム I/O。
オリジナル・アルバムとしては UP 以来だから20年ぶりのアルバムということに。
一応その間にはカヴァー・アルバム スクラッチ・マイ・バック、過去曲をオーケストラによる再録音したアルバム ニュー・ブラッド があったし、その前には2枚組のベスト盤 Hit、USまでのリマスター盤とかあったのと、個人的に登録しているpetergabriel.comからのメールとかそれなりに見る機会があったからそんなにリリースがないとか思ってなかった。
アルバム UP は US 以来だから10年ぶりのアルバムで今度は20年ぶりか…。
初期4作のジャケットからSo以降は地味なビジュアルだったせいかも知れないということにしておく。

高橋幸宏は6月6日に70歳の誕生日(古希)を迎えた。
そしてサディスティック・ミカ・バンドに参加して本格的な音楽活動を開始してから50周年を記念して、2022年9月18日にライブを行うことを発表した。
当日のミュージシャン(高野寛、高田蓮、矢口博康など)にゲストとして細野晴臣鈴木慶一大貫妙子小原礼小山田圭吾矢野顕子(映像出演)、LEO今井、Steve Jansenなどが出演するという。
さらにソニーミュージック特設サイトでは高橋幸宏の関係者やミュージシャンなどが祝賀コメントとそれぞれが選曲した高橋幸宏のプレイリストを発表している。
各人によるプレイリストでは様々な楽曲が上がっていて、細野晴臣坂本龍一を含む各人による高橋幸宏プレイリストには高橋幸宏ソロやYMO、様々なアーティストへの提供曲が並んでいて、やはり高橋幸宏は作曲者としても多くの名曲を作ってきたのだとあらためて思った。
ソニーからはアルファ時代のリマスターが現在進行中で出ているけど、EMI時代のリマスターとかも気になるから出ないかな?
EMI時代のCDは2009年に再リリースされたけど、たしかSHM-CD化されただけでリマスターされてなかったし、EMI時代のベスト盤 Turning The Pages Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN EMI YEARS 1988-1996 はずっと廃盤で買えないし。
アルファ時代の Turning The Pages Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN ALFA YEARS 1981-1985 の方は買ったけど、こっちの選曲も不満。
2021年に出たベスト盤 GRAND ESPOIR もジャケと選曲が不満だしな!

高橋幸宏の誕生日から一夜明けて坂本龍一の記事を見た。
坂本龍一高橋幸宏と同じ年の一月生まれだからやはりこちらも70歳。
坂本龍一 は新潮7月号から「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」という連載を開始したという。
いろいろ省くが坂本龍一は2014年に中咽頭ガンを患い治療ののちそれは寛解したが、2020年に直腸ガンを患い、2021年1月には手術を受けた。
その時は「無事手術を終え」と公式HP上にも記されたが、治療はそれで終わりではなかった。
「この2年のあいだに、大小あわせて6度の手術を受け」と実際はかなり深刻な状況であったらしい。
ファン的には「戦メリで知られる坂本龍一」はともかく、坂本龍一には長く音楽活動を続けて欲しいとただ思うのだけど。

あとケイト・ブッシュの1985年の楽曲 Running Up That Hill (A Deal with God) がNetflixのドラマ ストレンジャー・シングス 未知の世界 で使われて欧米でヒットしている。
個人的に確かこんな曲だっけ?と脳内でなんとなく再生して、YouTubeでじっさいの音を聴いたら脳内の音そのままの曲だったので自分でもびっくりしてしまった。
けれどそんなヒットする曲か?とも思っていて、やはりびっくりしている今日この頃。

VANGELIS について

ヴァンゲリスが亡くなった。
個人的に大好きな映画 炎のランナーブレードランナー、そして日本映画 南極物語 の音楽を手掛けた人物。

YMOを知る前はシンセサイザーといえばこの人か
キース・エマーソンって感じだった。
炎のランナーは映画も大好きなんだけど、サントラも大好き。
炎のランナーのサントラはビルボードで1位にもなり、映画のオープニングに使われた タイトルズ はシングル化されてそちらもシングル・チャートで1位になっている。
サントラはアナログ盤でいえばB面は一曲だけ収録で20分におよぶ曲。
2003年には炎のランナーのサントラはリマスター盤が発売された。
ちなみにリマスター盤は輸入盤のみの発売で、国内盤はリリースされなかったはず。

ブレードランナーのサントラではLove ThemeとかBlade Runner Bluesは少し苦手で、Memories of GreenとかEnd TitleとかTears in Rainが大好き。

当時、炎のランナーのサントラが売れたあとだったからか、ヴァンゲリスの意向でブレードランナーのサントラは発売されなかった。
ブレードランナーにはヴァンゲリスの既発の曲も使われていたし。
代わりにニュー・アメリカン・オーケストラによるサントラもどきのアルバムがリリースされた。
個人的にはレンタル・レコード店でそのニュー・アメリカン・オーケストラによるサントラをレンタルした。
当時はテープに録音したのをよく聴いていた。
ブレードランナーの曲は日本でもCMに使われていたけど、やはりニュー・アメリカン・オーケストラの音源が使われていた。
まあニュー・アメリカン・オーケストラの音源も繰り返し聴いていたし個人的にも良かったと思っていたけど。

1989年にヴァンゲリスのベスト盤 ザ・ベリー・ベスト・オブ・ヴァンゲリス がリリースされた。
ここでヴァンゲリスによるブレードランナーの曲がいくつか聴けるようになった。
1994年にようやくヴァンゲリスブレードランナー サウンドトラックを発売したのだけど、映画公開当時に使用された音源のままではないらしい。
あと日本盤ではこの時、帯に「サウンドトラック」と記されたけど、ジャケットには「サウンドトラック」という表記はない…。
ヴァンゲリスブレードランナーのサントラはどうも映画公開時の音源ではなく再録されたものらしい。
サントラには映画本編のセリフとか入っているのも気になる。
2007年になって ブレードランナー オリジナル・サウンドトラック<25周年記念エディション> がリリースされた。
CD3枚組で1枚目は既発のサントラのリマスター盤、2枚目はサントラに収録されてなかった曲を収録。
3枚目は映画と直接関係ない新曲や未発表曲が収められた。
結局、今のところブレードランナーに使用された楽曲をきっちり収めたサントラ盤はいまだリリースされていないようだ。
あとMemories of Greenという曲はブレードランナーに使用されたけど、これはヴァンゲリスの1980年リリースのアルバム 流氷原 に収められたのがオリジナル。

日本映画の南極物語
当時、親が鑑賞券をもらったとかで一緒に見に行った。
個人的には映画を見に行ったらパンフレットとかも買うようにしているのだけど、南極物語はパンフレット持っていない。
一緒に行ったときに親は買ってくれなかったし、仕方なく自分の小遣いで買おうとしたのだけど何故か親がパンフ買うのを許してくれなかった。
どうもうちの親は映画のパンフレットが大嫌いらしい。

炎のランナーブレードランナー南極物語のサントラはレコードをレンタルして録ったテープでよく聴いた。
さらに後にはサントラをCDで買った。
南極物語のサントラは輸入盤で買った。
ちなみに南極物語のジャケットは日本盤と海外盤では異なっている。
海外盤は南極の地図みたいので、日本盤のジャケットは映画のタロとジロが写されたもの。

テレビのBGMや学校の教材用の映像のBGMにはヴァンゲリスタンジェリン・ドリームの音楽がときどき使われていたと思う。
あと、ヴァンゲリスのアルバムは1988年にリリースされた アルバム ダイレクト もよく聴いたな。
クロスオーバー・イレブンでも聴いた覚えがある。

YESのジョン・アンダーソンとヴァンゲリスによるジョン・アンド・ヴァンゲリスもあった。 
ヴァンゲリスはYESにメンバーとして加入する話もあったらしいがそれは実現していない。
でも、ヴァンゲリスとジョン・アンダーソンはお互いのアルバムに参加したし、後にはジョン・アンド・ヴァンゲリスというユニットとしてアルバムをリリースしている。
1979年から1991年までに4枚のアルバムを出している。
ベスト盤も2枚ある。

なんかいろいろ その2

またブログの記事あたまの文章ばかりがたまってしまった。
もちろんロシアとプーチンのせい。
いろいろ物価が高くなったり高くなる予定とかいろいろ聞くけどたいていはたぶんロシアとプーチンのせいなのだろう。
以前にも記した記憶があるのだけど、個人的な習慣として寝る前にamassをチェックしている。
時々チェックしたがために眠れなくなることがあったりする。
小坂忠が亡くなった記事を目にしたあともそうだった。

小坂忠は2017年に入院とかしていたけど退院して、2018年にはそうそうたる面子が出演したHORO 2018 Special Liveを開催した。
アルバム HOROの全曲再現ライブでもあったこのライブはCD化されている。
他にもこのライブではジョー・コッカーのYou Are So Beautiful、ボブ・ディランのForever Young、アルバム モーニング にも収録された 坂本九上を向いて歩こう が披露された。
CDの HORO 2018 Special Live にはこの時の 上を向いて歩こう も収録されている。
2021年には日本武道館松本隆 作詞活動50周年記念の風街オデッセイ2021が開かれ、その第二夜では しらけちまうぜ、流星都市 を披露した。
という記事も目にしていたから元気なのだと思っていたら…。
73歳。
まだ早いよ。
ちなみに鈴木慶一Twitterで記していたけど、小坂忠の告別式に慶一はたまたま細野晴臣と並んで献花したらしい。
その細野晴臣小坂忠よりひとつ年上。
個人的には細野さんはまだまだ元気でいて欲しいと思っている。

鈴木茂小原礼林立夫松任谷正隆の4人によるSKYE。
4月30日に行われたSKYEのステージではポルノグラフィティ、JUJU、木村カエラなど13組が参加したという。
松任谷正隆が明かしたところによると、小坂忠はこの公演の出演して自らのラストステージにしようとしていた。
小坂忠は 機関車 を歌うつもりだったらしい。
体調が悪化して代わりに さかいゆう が機関車を歌うことになった。
小坂忠が亡くなったことで、さかいゆう の機関車は追悼として歌われた。

ところで私は休日には時々、自転車に乗って数時間ブラブラすることがある。
ちょっとした運動代わり。
自転車を漕ぎながらつい口ずさんでしまう曲がHOROヴァージョンの 機関車 。
何故かほうろうより圧倒的に機関車を口ずさんでしまう。
歌詞の内容的にはどうかとも思うのだけど。
小坂忠が亡くなってからも自転車を漕ぎながら、機関車 を口ずさみながら小坂忠の代表曲は ほうろう よりも 機関車 だな!とか思っている。

浜崎あゆみ激怒「ふざけてるの?」 ファンへの差別コメントに「こんな言葉許されない」

という記事を読んだ。
めっちゃ感心してしまった。
浜崎あゆみスゲえっ!とか思った。
歌手とか俳優とか特に人気商売の人たちとかいろいろ大変なこともあるだろうけど、ここまで出来る人がキチンといることに感動した。
日本や世界がこういう人で溢れるといいなー、と思った。

マイケル・ジャクソンのThrillerの40周年記念エディションがThriller 40として発売が決定した。
CD盤ではアルバム制作当時の未発表曲などを加えたCD2枚組発売されるという。
スリラーは2001年にSpecial Editionで未発表曲2曲が収録され、スリラー発表から25周年にはThriller25がリリースされてそこにも未発表曲2曲が日本盤では収録されていたけど、さらにまだ未発表曲があるのか。

Someone In The Dark
Carousel
For All Time
Got The Hots
Behind the MaskYMOのカヴァー曲)

以上はスリラー収録時の未発表曲だったが、正式に発表されたやつ。

スティング、アンディ・サマーズ、スチュワート・コープランド、つまりポリスの記事を見たのだけど、今後10年間にポリスのリイシューが相次ぐとか。
まだポリスのアルバムはきちんと聴いたことがない。
曲でなEvery Breath You Takeとあと数曲くらいしか知らない。
メッセージ・イン・ア・ボックス ポリス・ヒストリー というCDボックスも持ってるし、ポリスの各アルバムのCDは単品でも持っているのだけど、まだポリスはきちんと聴いていない。
ポリスはリマスター盤がすでに出ているけど、また新たなリマスター盤とか出るのだろうか?

ところで上に記したけど、ここ最近気になっている曲は 機関車 。
そしてアニメ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 の2期のオープニング曲である Colorful Dreams! Colorful Smiles! 。
Colorful Dreams! Colorful Smiles! はここ数年のアニメ曲では一番好きなのではなかろうか。
アイドルマスターラブライブはCDになっている曲は多い。
ラブライブも多いけど、アイドルマスターはアニメとか関係なくすごく曲が多いじゃん。
でも個人的にはあまりいいと思う曲とかなくて。
でもColorful Dreams! Colorful Smiles! は気に入ってしまった。
久しぶりにCDを買ってしまったわ!

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はアニメ1期をまだ見てないのだけど(BDに録ったまままだ見ていない)、高咲侑って子はメンバーに入ってないの?
虹ヶ咲のムック本をパラパラ見たことがあるのだけど確か高咲侑は載ってなかったし!
虹ヶ咲二期で三船栞子、ミア・テイラー、ショウ・ランジュが加わってメンバーは計12人になったらしいけど、ラブライブってシリーズはメンバーが9人に決まってると思っていた。
まあ虹ヶ咲のメンバーってのはグループのメンバーということではなくてみんなソロらしい。
ラブライブ!スーパースター!!はメンバー5人と思っていたらアニメ二期ではメンバー増えるらしいし。
(こちらはちゃんとグループのメンバー。)
LoveLive!Days Liella! SPECIAL Vol.02という雑誌を見たけど、4人追加されるのか。
グループとしては5人くらいのがコンパクトで分かりやすいとか思っていたのに!

ところでColorful Dreams! Colorful Smiles!は要田健・Carlos K.・作曲。
要田健はBABYMETALのDistortion、Shineの作曲者。
イジメ、ダメ、ゼッタイの共作者のひとりでもある。
Carlos K.は名前だけは知っていた。
有名な作曲家だよね?
虹ヶ咲では無敵級*ビリーバー、ツナガルコネクトはDECO*27による作曲。
このあたりも近頃は気になっている。

坂本龍一 について その4

高橋幸宏のT.E.N.Tレーベル時代のアルバム2枚と12インチシングル STAY CLOSEがアナログ・レコードで再発される。
それぞれ単品、そしてセットのT.E.N.T Years Vinyl Boxがあり、T.E.N.T Years Vinyl Boxには高橋幸宏ジャパンツアー1985 より10月22日 名古屋市民会館の公演を完全収録したCD2枚が付属する。
正直、ライブのCD2枚だけ売ってくれ!とも思うが幸宏の1985年のツアーか。
別にいらなくていいかという気も。

私が好きな坂本龍一10選 という坂本龍一のHPの企画があって、著名人がそれぞれが坂本龍一の楽曲ベスト10を発表するという。
著名人が選んだ10曲にはそれぞれコメントが載せられており、例えば稲垣吾郎の選んだ10曲とかけっこう面白く読んでしまった。
先日は高橋幸宏が選んだ10曲が発表されていた。
というか幸宏のは9曲?
高橋幸宏にとってソロアルバム サラヴァ! 、音楽殺人の全曲の編曲で関わり、楽曲をいくつか提供し、YMOでは同じくメンバーであった教授。
高橋幸宏の選んだ坂本龍一10選は意外と王道だったり。
一年間にわたり全23名(予定。今のところまだ7名)がそれぞれ坂本龍一ベスト10を発表するというこの企画、意外と面白い。
それにしても10曲選んでそれぞれにコメントってスゴいな。
個人的には1曲ごとにコメントとかなかなか出来ない。
この企画、他のミュージシャンのバージョンも見てみたいなー。

坂本龍一友部正人のアルバム 誰もぼくの絵を描けないだろう にピアノで参加したことからスタジオ・ミュージシャンとして活動をはじめた。
以降、りりィのバックバンドなどを経て細野晴臣のアルバム はらいそ ではファム・ファタール~妖婦 にピアノ、シンセサイザーなどで参加した。
そして細野晴臣から高橋幸宏と共に細野宅にさそわれてYMOが結成されることに。
個人的にはYMOの結成というとおにぎりのイメージが強いのだけど。
その後、坂本龍一はデビュー・アルバム 千のナイフ をリリースした。
タイトル曲 千のナイフ、THE END OF ASIA はYMOのライブでも演奏された。
初期YMOのライブでは新日本電子的民謡 DAS NEUE JAPANISCHE ELEKTRONISCHE VOLKSLIED 、PLASTIC BAMBOOも演奏されていた。
ちなみに1978年に細野晴臣はアルバム はらいそ を発表しし、坂本龍一のアルバム 千のナイフはその半年後に発表された。
アルバム はらいそ に収録された ウォリー・ビーズ は THE END OF ASIA と同じメロディが使われている。

細野は千のナイフのライナーノーツに寄稿していて、自分と坂本は偶然、同じメロディを使ったなど記している。
後年にもラジオに二人が出演してこの同じメロディの話題に触れていた。
あと、アルバム 千のナイフ のジャケットにおける坂本のコーディネイトを高橋幸宏が務めた。
個人的にはデビュー・アルバム 千のナイフを購入したのはかなり遅かった。
90年代の後半に Chronological Collection 1978-1981[Columbia Years]を買った。
このCD3枚組はアルバム 千のナイフ の他、坂本龍一渡辺香津美による 東京ジョー と kylyn を1枚のCDに収めたもの、坂本龍一+ダンスリーのジ・エンド・オブ・エイジアが収められた。
アルバム ジ・エンド・オブ・エイジアは、岡本一郎によって結成された古楽演奏集団 ダンスリー (正式名称はダンスリールネサンス合奏団)のセカンド・アルバムでもある。

アルバム B-2 ユニット。
YMOが人気を得たことはメンバーそれぞれにとって心理的に負担になっていたらしい。
そもそもYMOは当初、アルバムごとにメンバー替えるとか考えていたらしいし。
坂本龍一は人気に霹靂し、YMO脱退を考えていた。
アルファ・レコードとYMO残留の条件として坂本龍一が制作したのが、アルバム B-2 ユニット。
エンジニアはデニス・ボーヴェル。
ギターにはグンジョーガクレヨンの組原正、XTCのアンディ・パートリッジ、大村憲司が参加。
収録曲の Riot in Lagos はイギリスや西ドイツで12inchシングルで発売されたことも。
Riot in Lagos はYMOでもライブのレパートリーに加えられて1980年当時だけでなく2000年代・2010年代にもライブで演奏されている。
個人的にはアルバム B-2 UNITは大好きなアルバム。
特に Iconic Storage と Riot in Lagos が好き。

 

アルバム 左うでの夢。
全10曲で6曲がボーカル曲で坂本龍一自身がボーカルを担当。
糸井重里矢野顕子かしぶち哲郎が2曲ずつ作詞を手掛けている。
ロビン・スコットが共同プロデューサーのひとりとしてクレジットされているが、のちにこのアルバムから数曲、坂本龍一・ロビン・スコット名義で アレンジメント としてリリースされた。
ミニアルバム アレンジメント ではロビン・スコットのボーカルが加えられ曲名が変更されている。

アルバム 音楽図鑑。
YMO後期から録音され、YMOのツアーやさまざまのアーティストの作品をプロデュースなどで録音を中断しつつYMOの散開後になって発表されたアルバム。
レコーディングの途中ではフェアライトCMIが届いている。
音楽図鑑には TIBETAN DANCE (VERSION) を追加収録した完全盤、さらに きみについて を追加収録した完璧盤がリリースされた。
2015年にはリマスターされ、未発表曲・バージョン違い曲を収録したCD2枚組の 音楽図鑑-2015 Edition- がリリースされた。
海外では1986年に Illustrated Musical Encyclopedia と題されてField WorkやSteppin' Into Asiaが収録された、日本盤の音楽図鑑とは収録曲が大分異なるかたちで発売された。
確か1990年代はじめに Illustrated Musical Encyclopedia をタ⚪ーレコードで購入した覚えがある。
SELF PORTRAIT が好きなんだけど、Illustrated Musical Encyclopedia には入っていない。
ちなみにSELF PORTRAIT は映画 子猫物語 でも使用された。

アルバム エスペラント
前衛舞踏家モリサ・フェンレイのパフォーマンスのための音楽。
2015年にはリマスター盤発売され紙ジャケット化。
1985年11月のモリサ・フェンレイ公演のライブ音源からADELIC PENGUINS(LIVE)と Parolibre(LIVE)が追加収録されている。
個人的にはA WONGGA DANCE SONG が好き。

アルバム 未来派野郎。
Broadway Boogie Woogie。
バーナード・ファウラーと吉田美奈子がボーカル。
映画ブレードランナーからサンプリングしたボイスが入っている。
そのせいか未来派野郎は現在でも再発されていないし、サブスクにもない。
黄土高原。
レコーディングを見学に来ていた飯島真理が、黄土高原に歌詞をつけて 遥かな微笑み としてカヴァーした。
個人的には松岡英明がメインパーソナリティを務めたNHK-FM大阪の番組のエンディングテーマとして黄土高原が使用されていたので毎週耳にしていた。
Ballet Mécanique。
矢野顕子による作詞(ピーター・バラカン・翻訳)。
元は教授・自身が書いた岡田有希子のWONDER TRIP LOVERで、歌詞を変えている。
1999年には中谷美紀がカヴァー。
クロニック・ラヴ というタイトルで中谷美紀自身が作詞を手掛けた。
大航海。
かの香織 がボーカルと作詞(イタリア語翻訳 細川周平)。
未来派野郎ではこの曲とParolibreが好き。

アルバム メディア・バーン・ライヴ。
メディア・バーン・ライヴは坂本初のソロ・ツアーの名称でもある。
収録曲の ゴリラがバナナをくれる日 や EX-JAZZはライブではなくスタジオ音源されたもの。
このライブ盤は内容的にも発売時点では坂本龍一のベスト盤といった側面もあったと思う。
私がイケメンの高校生だった頃、友達にカセットテープを借りてダビングして聴いていた。こ
思えばよく聴いていたな。

細野晴臣 について その2

細野晴臣omni Sight Seeing を気に入ったあと、1990年にアルファ・レコードのベスト盤CD 決定版 細野晴臣ベスト・セレクション をちょうど出たくらいの時に購入した。
細野晴臣はソロではアルファ時代には、アルバム はらいそ、アルバム フィルハーモニー、シングル 三国志のテーマ とあとザ・ベスト・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック くらいしかリリースしなかったはず。
決定版 細野晴臣ベスト・セレクション でも アルバム はらいそ、フィルハーモニー の楽曲と三国志のテーマ で占められていたもの。
ジャケットにはなんというか、あまり印象に残りにくい絵が描かれていた。
このベスト盤では はらいそ の「この次はモア・ベターよ!」がカットされていた。
ラスト2曲には 夢見る約束 と ウォリー・ビーズ が収録されていた。
この2曲が特に印象的だったな。


決定版 細野晴臣ベスト・セレクション が出た後、すぐに テイチクからノン・スタンダードとモナドのCD群が再発されたと記憶している。
確か一枚2000円くらいで再発され、価格的にも買いやすかった。

・S-F-X
・コインシデンタル・ミュージック
・マーキュリック・ダンス
・パラダイス・ビュー
・エンドレス・トーキング
銀河鉄道の夜

テイチクの社長であった 南口重治 は夢枕に 細野晴臣 が立っていたことから、当時 YMO を散開したばかりの 細野 を招聘することに。
細野晴臣はテイチクでノンスタンダードとモナドというレーベルを立ち上げることになった。
ノンスタンダード・レーベルからは 細野晴臣 の Making of NON-STANDARD MUSIC/Making of MONAD MUSIC が第一弾として1984年11月にリリースされた。
翌月にはS-F-Xをリリース。
CD版のS-F-Xは翌1985年の2月に発売された。
CD版のS-F-Xには Making of NON-STANDARD MUSIC/Making of MONAD MUSIC 収録曲も収められ、BODY SNATCHERSがBODY SNATCHERS(SPECIAL MIX)に差し替えとなった。
BODY SNATCHERS(SPECIAL MIX)は英語詞で歌われ、MIXもかなり異なる。
BODY SNATCHERS(SPECIAL MIX)はめちゃカッコいい曲だった。
個人的にはBODY SNATCHERSに(SPECIAL MIX)とついていたのが気にはなっていたけれど、BODY SNATCHERS のオリジナルがあったとは知らなかった。
S-F-XのLP盤の BODY SNATCHERS の内容もそんな変わらないのだろうとか思っていた。
2000年にHOSONO BOX 1969-2000を購入したときに、初めてオリジナルの BODY SNATCHERS を聴いた。
歌詞は日本語が多く、ミックスとか全然違う。
まさか触手ニュルニュル~♪と歌われていたとは…。
正直、BODY SNATCHERS(SPECIAL MIX)のがめちゃカッコいいと思う。
2001年になってMaking of NON-STANDARD MUSIC / Making of MONAD MUSIC と S-F-X がそれぞれ再発された。
オリジナルLP(12inch)の通りの内容でCDが再発されたわけだ。
流石にグロビュール本は復刻されていないけど。
BODY SNATCHERS(SPECIAL MIX)はその時以降CD化されていないはず。
HOSONO BOX にはBODY SNATCHERS(SPECIAL MIX)を収録して欲しかったな-。
この(SPECIAL MIX)と F.O.E でのRETURN OF BODY SNATCHERSとではほぼ差が無いと思っているのだけど、違いは間奏のリズムの連打のとことか?

Non-Standard Mixture は7分を越える曲。

はじめて聴いたときからなんとなく聴いたことがあると思ってたのだけど、初出当時はナムコのCMに使われていたようだ。
当時はまったく意識してなかったけど、私もCMで耳にしていたんだろう。
ALTERNATIVE 3 第3の選択 は「よくわからない曲だな」と思いながらめっちゃ聴いたわ。

DARK SIDE OF THE STAR 地球の夜にむけての夜想曲 もめっちゃ好き。

Making of NON-STANDARD MUSIC / Making of MONAD MUSICのアナログ盤発売当時はオールカラー176ページ グロビュール本 が同封された。
え、オールカラー176ページ!
いまだに見たことないのでちょっと見てみたい。

銀河鉄道の夜
アニメ映画 銀河鉄道の夜 のサントラ。
宮沢賢治銀河鉄道の夜ますむらひろし がコミック化したのを劇場アニメ化。
監督・杉井ギサブロー
サントラ収録曲では4曲を越美晴・作曲。
星めぐりの歌宮沢賢治・作曲。
ここではネジ巻き?されたような編曲がされていた。
あとは細野晴臣が作曲。
銀河鉄道の夜細野晴臣 (と越美晴)のサントラは一般でもかなり評価が高いようだ。
個人的には メイン・タイトル、プリオシン海岸、エンド・テーマ「銀河鉄道の夜」が特に好き。
このサントラは2018年に 銀河鉄道の夜・特別版としてCD2枚組でリリースされた。

燐光の原 も聴き入ってしまった。

モナド・レーベルは当初、新人や若手の作品もリリースする予定だった。
結果的には細野晴臣のアルバム4点のみのリリースにとどまった。
コインシデンタル・ミュージック は当時、細野晴臣によるTVのCM曲を集めたアルバム。
すべてCMのために作られた曲だけど、銀河鉄道の夜〜ピアノ・ヴァージョン は例外じゃないかな、と思う。
中国の人 は後にHISで 日本の人 としてリメイクされ、歌詞がついて忌野清志郎が歌った。

ピエトロ・ジェルミはコインシデンタル・ミュージック収録のために新録されたロングヴァージョン。
CM使用時のテレビ音源が残っていて、大貫妙子のCM&TVテーマ集 TAEKO ONUKI WORKS 1983-2011 CM / TV Music Collectionに収録されていて、大貫妙子のナレーション、細野晴臣のセリフも聴ける。

個人的には コインシデンタル・ミュージック収録曲では ノルマンディア、サヨコスカッティ、マジンガーH が好き。
特に サヨコスカッティ、めっちゃ好き。

コインシデンタル・ミュージックはモナドの4枚ではいちばん聴いた。
ちなみにコインシデンタル・ミュージック収録曲はYEN時代に作曲されたものも含む。
例えばサヨコスカッティはLDKスタジオで作られた。

マーキュリック・ダンス。
モナドの4枚ではいちばん聴いていない一枚。

パラダイス・ビュー。
冒頭の The Image Of A Paradise 、ラストの The Paradise View が好き。

Wheels On Fire、The Truck On The Sea もよく聴いたなー。
映画は1990年くらいに映画館じゃないところで上映されたのを見に行った。
映画を見た建物は確か1階が居酒屋だったのだけど、あれは一体何の建物だったのだろうか?
確かその居酒屋のなかを通ったところに階段があり、階段を上った3階か4階で映画 パラダイス・ビューは上映された。
その後、その建物には行ったことはない。
ビデオとか別にして個人的には映画館以外で映画を見たのは、学校の体育館とこの時だけだと思う。
お金もちゃんと取られたもの。

エンドレス・トーキング。
イタリア、ジェノヴァ市で開催されたジャパン・アヴァンギャルド・オブ・ザ・フューチャー展に出品された13体のオブジェからそれぞれ流されるエンドレス・テープの音楽を細野晴臣に依頼された。
細野晴臣は当時製作していた 銀河鉄道の夜 のレコーディングを一日だけ中断して13曲を作りあげた。
13曲の収録曲にはMaking of NON-STANDARD MUSIC/Making of MONAD MUSIC の ミディアム・コンポジション銀河鉄道の夜 の曲をモチーフにしたような曲も。

細野晴臣と野中英紀(元インテリア)、西村昌敏(西村麻聡。のちにフェンス・オブ・ディフェンス結成。)によるF.O.E
FRIEND OF EARTHの略らしい。
F.O.Eの曲はHOSONO BOXや星野源小山田圭吾による細野晴臣のベスト盤でも選曲されていない。
個人的にも聴き返したことが少ない。
細野晴臣では黒歴史化されているような。

THE WORLD OF F.O.E
FRIEND OR FOE? と DECLINE OF O.T.T をCD1枚に収録した編集盤。
個人的にはおそらくF.O.Eではじめに聴いたのはこれだと思う。

FRIEND OR FOE?
WORLD FAMOUS TECHNO POPでは歌詞にKRAFTWERKDAFOMDYMOの名前があって歌われている。

クラフトワークのTRANS-EUROPE EXPRESSではデビッド・ボウイイギー・ポップの名が歌われていたけど、そのあたりを参考したのだろうか。
越美晴の声も印象的。
BODY SNATCHERSやSTRANG LOVEが再演されている。
STRANGE LOVE (Fonk Version)では野中英紀の声が結構目立っている。
OTT MANIFEST。
細野晴臣によるラップは ラップ現象 からあるけど、その過剰な音ぶりはOTT MANIFESTが頂点だと思う。

DECLINE OF O.T.T
細野晴臣が作曲で絡んでいるのは DANCE HALL のみ。
なお、作曲は細野晴臣・野中英紀と共作。

F.O.E. SEX,ENERGY & STAR
細野晴臣黒歴史
F.O.E.のライヴはジェームス・ブラウンの前座という暴挙だった。
細野晴臣はのちに 「つらかった」「あれがきっかけで事務所を辞めたしね」と語っている。
細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた)
JBのカヴァーのSex Machine、ドクター・ジョンのカヴァーのRight Place Wrong Time であとは野中英紀や西村麻聡によるオリジナル。
ジェームス・ブラウンメイシオ・パーカーJr.、アントン・フィアーが参加。
あと、コシミハルも数曲で参加している。
細野晴臣の作曲がないのがさみしい…。
JBの武道館の楽屋において細野晴臣忌野清志郎と初対面している。
1990年のローリング・ストーンズ来日公演の楽屋でも細野と忌野清志郎は同席していた。
忌野清志郎とはHIS(細野晴臣忌野清志郎坂本冬美)結成に発展していくことに。

アルバム SEX,ENERGY & STARのトラックダウン終了後に細野晴臣は雪で転んで骨折してしまう。
その月末にはテイチクとの契約更新があったのだが、細野は契約更新をしなかった。
ノンスタンダード・レーベルからはその後もしばらくリリースが続いた。
例えばブルー・トニックの12inch シングルやアルバムがリリースされたが、細野晴臣はまったく関わりがないはず。

細野晴臣吉田喜重・監督 による映画 人間の約束 の音楽をレコーディングしている。
人間の約束 のサントラはリリースされていない。
そのサントラからはのちに Ohenro-San がアルバム ommi Sight Seeing に収録されている。
4月には「滑って転んで」と細野が歌った12inch シングル COME☆BACK がリリースされている。
President BPM近田春夫)の12inchシングルとして。
COME☆BACKの名義は F.O.E. featuring HARUOMI HOSONO with President BPM and SEIKOH ITOH 。
作詞は いとうせいこう高木完近田春夫(TIKADAHARO
名義)、細野晴臣
作曲・編曲は細野晴臣
ちなみにB面の曲には細野は関わっていない。
細野晴臣FOEのアルバム Sex, Energy And Starのミックス後の帰り道で雪道で滑って転んで骨折してしまった。
ノン・スタンダード、モナド時代の終焉である。

SEX,ENERGY & STARは、個人的には2008年になってタワー⚪コードで紙ジャケCD化されたのをはじめて購入した。

2002年にはマーキュリック・ダンス、パラダイス・ビュー、エンドレス・トーキング、コインシデンタル・ミュージックの4枚を収めたボックス・セット MONAD BOX が発売された。
MONAD BOX 。
収録のCD4枚はそれぞれ紙ジャケ化されて収められていた。
一応購入したけど、久しぶりに一度聴いただけだったと思う。
2008年にはS-F-X、銀河鉄道の夜F.O.EのSEX,ENERGY & STAR、THE WORLD OF F.O.Eが紙ジャケ化されている。
同時にモナドの4枚のCDも紙ジャケ化され、この4枚はタ⚪ーレコード限定で発売された。
この紙ジャケのなかでは SEX,ENERGY & STAR だけ買った。
何故ならそれまで SEX,ENERGY & STAR は持っていなかったから。

2019年には ノンスタンダードのBOXが発売された。
non-standard collection ノンスタンダードの響き。
選曲・監修は鈴木惣一朗
細野晴臣、ピチカート・ファイブ、ワールドスタンダード、アーバンダンス、SHI-SHONEN、越美晴、ミカド。
ノンスタンダード・レーベルのアーティストの作品からCD4枚組の全64トラックが収められた。
64トラックには曲ではないものも含まれているが。
この中には細野晴臣の未発表曲2曲も。
あくまのはつめい と 北極。

あくまのはつめい はBODY SNATCHERSのデモ曲。
ボーカルもまったく入っていない。
細野晴臣の未発表曲に惹かれて購入したのだけど、正直買わなくてもよかったかも…。
ブックレットがまあよかったという印象。

以前書いている途中でメンテナンスの時間だったために書いたけど保存できなかった 細野晴臣 について その2、ようやく書けた。
その時書いたものとはまったく違うものとなったのだけど。