タワレコの思い出みたいな?

梅雨明け。
ここしばらくの短い雨期に限らないけど、仕事帰りのときに雨が降るときはよくブック⚪フに逃げ込む。
マンガなどをチラチラと見て過ごすのだけど、気に入ったマンガを見つけたら 中古 (ほぼブック⚪フで買う) / 新品 (電車の中で読む用にはだいたい新刊書店で買う)買って帰るようにしている。
最近も、ブック⚪フで見つけたコミックは ハルノ晴 あなたがしてくれなくても っての。
あなたがしてくれなくても は2021年の時点で電子版を含めて700万部を突破したという。
いやー、全然知らなかったマンガだった。
ブック⚪フで本の群れをフラーッと見ていてパッと「ん?どんなマンガ?」と偶然、なんとなく手に取ってはじめて読んだのだけど。
その日には買って帰った。
内容的にはこれまで読んだことのない内容のマンガだし、主人公は女性だし。
どうも青年漫画にしては女性読者が多くついたマンガのよう。
絵柄も女性向けっぽい気がする。
でも、男が読んでもめちゃ面白いと思う。

鍵空とみやき の コミック ハッピーシュガーライフ も何となく見つけて読んだ。
内容的にちょっと衝撃的な展開だった。
アニメ化されていたとか知らなかった。
アニメのオープニング曲がナナヲアカリ・歌、ナユタン星人・作曲で何で知らなかったのだろう。
エンディング曲もReoNa・歌、ハヤシケイ・作詞作曲。
絵師じゃないKEI じゃないですか。

あとひとつは 森つぶみ のコミック 月曜から金曜の男子高校生 。
そもそもLINEコミックって知らなかった。
これもめちゃ面白い。
5巻で完結なんだけどこのあとの続きとかないのか。
めっちゃ読みたい。
連載中の 転がる姉弟 も面白いのだけど。

タワレコの無料音楽情報誌bounceをもらう。
毎月25日に発行されるから月末にタワレコに赴くのはもはや義務。
個人的には2002年くらいからbounceを入手しはじめたと思う。
もしかしたらそれ以前のbounceももらっていたかも知れないけど、bounceを捨てずにとっておくようになったのは2002年くらい以降。
bounceの山が我が家の一角にある。
ところで2002年以降ではただ一度だけbounce手に入らなかったことがある。
星野源が表紙の号。
今調べたら2018年3月に発行された号らしい。
YELLOW DANCERがリリースされたくらいの時期のやつかと思っていたのだけど。
ちなみに星野源は2015年3月にはSAKEROCKでもbounceの表紙を飾っている。
ところで2002年のbounceはけっこう厚みがあったけど、現在はかなり薄くなってしまったのが淋しい。

現在のタワーレコードは日本資本だが、かつてはアメリカ資本だった。
個人的には大学に入学してから初めてタワーレコードを知った。
それから私は大学時代は毎週のようにタワーレコードを覗いていた。
当時、タワーレコードは輸入盤専門店だった。
タイミング的に8cmCDシングルも売られていた時期だった。
THE CUREのLULLABYやSCRITTI POLITTI のHYPNOTIZEの8cmCDを買ったのを覚えている。

国内では8cmCDシングルは2000年くらいまでよく見たと思う。
宇多田ヒカルのデビュー曲 Automatic / time will tell、続くMovin’on without you 、First Love (同名アルバムからのシングル・カット)は8cmCDシングルと12cmCDシングルがリリースされた。
ちなみにAutomatic / time will tellは12インチアナログ盤も同時に発売されている。
椎名林檎のデビュー曲 幸福論 は8cmCDでリリースされ、1年後には12cmCDシングル化されている。
12cmCDシングル化したときには3曲目に 時が暴走する が追加収録された。
椎名林檎にとっては8cmCDシングルは 幸福論 のみ。
2000年に発売されたアルバム 絶頂集は椎名林檎の1999年~2000年のツアーで披露された未発表曲集で、8cmCDシングル3枚組。
3曲ずつ全9曲で構成されている。
3枚それぞれでバンド / バンドのメンバーが異なっている。
DISC2の絶頂2 天才プレパラートの収録曲は当初、1999年11月の学園祭ツアーから収録されるはずだったが、椎名林檎が気に入る音源がなかったためスタジオであらためて収録されたとか。

坂本真綾のデビュー曲は 約束はいらない。
天空のエスカフローネのオープニング曲だった。
菅野よう子・作曲。
以降、シングル しっぽのうた までは8cmCDシングル。
次のマメシバ ではマキシシングルケースだけど、CDは8cmCDシングルだった。
次のヘミソフィア以降は12cmCDシングルでリリースされている。

ビートルズのアルバム アビー・ロードが日本でCD化したのは1983年だった。
この時はすぐに回収され、廃盤にされた。
ビートルズのアルバムが公式にCD化されたのは1987年。
1989年にはビートルズのシングルが8cmCDシングルされた。

海外でも8cmCDは日本と同時期に発売されたが、海外ではその後数年くらいで見なくなった。
1992年にはほとんど無くなったと思う。
アメリカでNine Inch Nails のBroken EPを買ったが、初期の海外盤Broken EP には12cmCDの他に2曲入りの8cmCDが付いていた。
アダム・アンド・アンツのカヴァー Physical とピッグフェイスのカヴァー Suckの2曲が収録されていた。
個人的にはNine Inch Nails のBroken EPは最後に見た海外盤の8cmCDだったと思う。

当時はまだLPとCDが併売されていて、CDは簡易的なパッケージに入れられて売られていた。
仕切り板は例えばMICHAEL JACKSONならJACKSON,MICHAELとなっていた。
バンド名はともかく、個人名はそう表記されていた。

CDは流通の段階から長細い簡易パッケージに入れられていて、それを横に2枚並べたらちょうどレコード1枚の大きさだった。
簡易パッケージはサイズをLPに合わせるためのものだったと思う。
簡易パッケージはダンボールみたい紙で作られていて、素材からしてゴミとして捨てられるものだった。
1992年にアメリカに留学したときに本場のタワーレコードではサクラメント店に時たま行っていた。
サンフランシスコ店には一回だけ行ったことがある。
タワーレコードのサンフランシスコ店は場所的には少し郊外にあった。
紀伊國屋書店のサンフランシスコ店にはけっこう通っていたけど、タワーレコードのサンフランシスコ店は郊外すぎてほとんど行ける場所ではなかった。
タワーレコードのサンフランシスコ店に行ったときはCDをいくつか買った。
タイミング的にはクリスマスの時期に近かったような記憶がある。
11月か12月頃?
おそらくちょうどその頃にはCDの簡易パッケージをどうするか決められていたのかも知れない。
その時には会計時に買ったパッケージをどうするかと店員に尋ねられた記憶がある。
私はどう答えたのだろうか覚えていないけど、店員は簡易パッケージをパコっと割って商品を取り出して袋に入れて渡してくれた記憶がある。
今思うとあの簡易パッケージはまったく無駄な代物だった。
おそらくその頃にはCDの無駄パッケージについてどうするか決められたのかも知れない。
私が日本に帰国してからはCDの無駄パッケージはまったく見なった。
1992年の年末から1993年の春くらいにはあの無駄パッケージは業界的に無くされたのだと思う。

私が大学入学当時によく通っていたタワーレコードは商店街からはやや遠かった。
小さな店だった。
けれど私が留学から帰国した時には移動してすっかり大きなビル内のテナントのひとつになっていた。
(ちなみにその店はさらにもう一度移転したかもしれない。現在も絶賛営業している。)
この時には輸入盤だけでなく、邦盤のCDも普通に売っていた。

ちなみにHMVも当時は外資系CDショップだったが、現在は日本国内にあるHMVは日本資本になっている。
新宿にあったVirginメガストアは数回行ったことがあると思う。
鈴木慶一の手掛けたサントラ、チキン・ハートをそこで買った記憶がある。
しかし、Virginメガストアはその後はいつの間にか消えた。
以前は輸入盤店は活況だったのだけど、現在は店舗やネットでCDを買うことは本当に無くなってしまったな。