作曲者いろいろ?

なんとなく記しはじめたらこうなってしまった、という感じなんだけど。

松田聖子のアルバム Strawberry Time は1987年にリリースされた。
このアルバムを私はアルバムの発売時にレンタル・レコードで借りた。
アルバム Strawberry Time では全曲の作詞を松本隆、作曲はレベッカ土橋安騎夫バービーボーイズいまみちともたか(チャック・ムートン名義)、TM NETWORK小室哲哉ピカソ辻畑鉄也大江千里、UP-BEATの広石武彦米米CLUBなどが手掛けた。
作曲陣には様々な(当時の)現役バンドのメンバーがこんなに集められたのは当時の私には衝撃だった。
大村雅朗は このアルバム中の8曲で編曲、そのうちの 妖しいニュアンス では作曲も。
残り2曲の編曲は西平彰笹路正徳が1曲ずつ。

当時は作曲者とか興味無かったのだけど、おそらく小室哲哉に興味を持ってこのアルバムをレンタルした。
私は当時レコードをレンタルしたらルーズリーフをカセットテープのケースに収まるサイズに裁断して曲目とか書いて、その紙をカセットテープのケースに入れていた。
ルーズリーフの紙は色つきで5色くらいセットになったやつをよく使っていた。
このときのルーズリーフってまだ売っているのだろうか?

このアルバムを借りたときにはじめて作詞・作曲・編曲とかの情報も紙に書いてカセットテープに入れていた。
以来、アイドルもののレコードをレンタルしたときは作詞・作曲・編曲、ときにはプロデューサーとかも紙に記載するようになった。

中森明菜斉藤由貴や渡辺美奈代とかも作曲者とか興味深かったな。
中森明菜来生たかお芹澤廣明大沢誉志幸高中正義細野晴臣井上陽水都志見隆タケカワユキヒデとか起用される作曲家を見てびっくりした。
西村麻聡中森明菜に曲を書いているんだよな。
TATTOOなんか関根安里・作曲 EUROX・編曲とか「えっ!」で感じだった。
バイファムのTAOを脱退したメンバー3人に、新たにボーカリストとギタリストが加えたのがEUROX。
EUROXは機甲界ガリアンのオープニング、エンディングを担当、個人的には大好きだった。
オープニング曲はガリアン・ワールド、エンディング曲は星の1秒で、いずれも井上大輔 作曲・編曲。
EUROXはボーカルが長谷川勇に代わってアルバム MEGATREND をリリース。
アルバム MEGATREND のCDは発売時に何となく買っていてけっこう気に入っていた。
その後、EUROXの活動は止まるし、MEGATREND は廃盤になった。
2008年になってEUROXは再活動をはじめる。
ボーカルに根本博、つまりオリジナル・メンバーの5人で復活。
ミニアルバム(CD+DVD)Dig from The Pastも喜んで買ったけど、「あれ、このガリアン・ワールドはちょっと…」となってしまった。
それからEUROXが活動してないのは寂しいかな。
2011年にアルバム MEGATREND のCDがリマスター再発。COLD LINE 、OUT OF CONTROL の2曲がボーナストラックとして追加された。

松田聖子中森明菜は初期の作曲者とか見てあまりの豪華な面子にびっくり。
松田聖子中森明菜の作品には武部聡志が編曲者としていくつかクレジットされている。
武部聡志斉藤由貴種ともこのアレンジで知った。
武部聡志が編曲を手掛けていた時期の斉藤由貴種ともこの諸作は大好き。
渡辺美奈代で鈴木慶一を知ったと思う。
後にムーンライダーズとか聴くようになった。

大沢誉志幸は そして僕は途方に暮れる で知ったと思う。
のちに沢田研二や吉川晃司にも曲書いてたのを知ってびっくりした。
ラ・ヴィアンローズとかやっぱりスゴい曲と思う。
吉川晃司は当時はアイドルとして活躍していたけど、少しずつ自作曲がアルバムやシングルとか書いていた。
その吉川晃司は原田知世のレコードをレンタルしたときに曲を書いていたのに驚いた。
吉川の書いた 葡萄畑の走り方 は大好き。
吉川晃司・布袋寅泰のCOMPLEXのファースト・アルバムの冒頭のPRETTY DOLLも吉川晃司が作詞・作曲。
これも好きな曲。

あと、山下達郎KinKi Kidsの 硝子の少年 とか作曲したのは知っていたけど、近藤真彦ハイティーン・ブギ もそうだとはしらなかった。
知ったときは 私の好きな曲でこれもびっくりした。
最近だと山下達郎木村拓哉に3曲、作曲・編曲で提供していて、いずれも作詞が真島昌利だったのにも驚いた。
ところで山下達郎 は数年前から海外で話題というシティ・ポップでも人気らしい。
海外のシティポップ人気の 竹内まりや の プラスティック・ラブ でも編曲だし。
竹内まりや の作品には初期から山下達郎は関わっているが、結婚後から 山下達郎 編曲・プロデュースとなっている。
(アルバム TRAD あたりからプロデュース 山下達郎竹内まりや 連名らしい)
個人的には 山下達郎の楽曲は オレたちひょうきん族 のエンディングで使われた EPO がカヴァーした DOWN TOWN ではじめて知った。
山下達郎自身の曲ではでは 高気圧ガール だろうか。
踊ろよ、フィッシュ や GET BACK IN LOVE もよく聴いたな。
アルバイトしていた時期は ジャングル・スウィング とか。
その後も ヘロン とか。
クリスマス・イブ はけっこう以前から耳にしていてたけど「これ名曲だわ」と気付いたのは実は最近なんだよな。

竹内まりや は 不思議なピーチパイ がヒットしたときに知った。
個人的には竹内まりやでは 時空の旅人 が名曲だと思っている。

竹内まりや の 不思議なピーチパイ は加藤和彦・作曲。
加藤和彦もやはり作曲家として重要人物だと思う。
ザ・フォーク・クルセダーズ帰って来たヨッパライ はまだ私が小さくて可愛らしいころに見たアニメ はじめ人間ギャートルズ のエピソードで使われたから知っていたと思う。
村上龍の だいじょうぶマイ・フレンド が映画化(村上龍
が 原作・脚本・監督)のときにテレビのコマーシャルで映画と同名の曲がたくさん流れていたことは記憶にある。
シングル だいじょうぶマイ・フレンド は 加藤和彦・作曲で自身が歌っている。
ちなみに編曲は清水信之
加藤和彦は映画 だいじょうぶマイ・フレンドの音楽監督も務めた。
作曲陣は加藤和彦の他、清水信之来生たかお桑田佳祐坂本龍一などが参加。
高中正義のReady to Flyも提供されている。
加藤和彦は昭和のアニメファンには忘れがたいのが 飯島真理愛・おぼえていますか
映画 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか の主題歌で加藤和彦が作曲を手掛けた。

平成のアニメファンには忘れがたき…と言っていいのか分からないが、庵野秀明の初の実写映画 ラブ&ポップ のエンディングで 映画の主演の三輪明日美がカヴァーしたのが 加藤和彦北山修 の あの素晴しい愛をもう一度。
作詞・北山修 作曲・加藤和彦
ラブ&ポップは映画館に見に行ったのだけど、笑ったのがエンディングで 監督 庵野秀明(新人)と表記されたところ。
ラブ&ポップ は 村上龍・原作の小説を映画化。
個人的には原作小説も買ったし、映画もLDで買った。
写真集も買ったような気がする。

加藤和彦はさまざまな提供曲のほか、ザ・フォーク・クルセダーズサディスティック・ミカ・バンド、ヨーロッパ三部作、スネークマン・ショーのDr.ケスラー 名義のメケ・メケ、再結成ミカ・バンドとかいろいろ忘れがたいなー。