なんかいろいろ その3

また個人的に気になった音楽的ニュースなどをまとめて。

訃報が続いた。
デペッシュ・モードのアンディ・フレッチャーが亡くなった。
まだ60歳。
早い、早すぎる。
デペッシュ・モードの実質的なマネージングも行っていたらしい。
これでデペッシュ・モードはメンバー二人になってしまった。
マーティン・ゴアとデイヴ・ガーン。
コンポーザーとヴォーカリスト
ところで個人的にはデペッシュ・モードはアラン・ワイルダー脱退前のボーカリストと3人キーボードという認識。
そのうちマーティン・ゴアはギターを弾くことも多くなったし、アラン・ワイルダーはドラムを叩くこともあったし。
フレッチは何といってもキーボードを一本指で!
プロのミュージシャンでもキーボード一本指でもいいのだと私に思わせた人物だった。
ちなみにフレッチは他にベースとかも弾いていたのだけど。

YESのアラン・ホワイトが亡くなった。
YESにはビル・ブラフォードの後任として加入。
ライブ・アルバムのイエス・ソングスではビル・ブラフォードが2曲、その他全曲はアラン・ホワイトが叩いている。
それ以後のYESのアルバムはすべてアラン・ホワイトが叩いている。
(実質90125YES+アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウによるアルバム 結晶 を除いて。)

アラン・ホワイトはまだセミプロ時にジョン・レノンからの電話で誘われてプラスティック・オノ・バンドのライブ・アルバム 平和の祈りをこめて に参加。
アルバム サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ のライブ部分の一部、ジョン・レノンのアルバム イマジン では7曲、ジョージ・ハリスンのオール・シングス・マスト・パスの一部にも参加している。
その後にYESに加入。
唯一のソロ・アルバム ラムシャックルド を1976年に発表している。
他にはアラン・ホワイトのリーダー・アルバム ホワイトや、YESに関わったメンバー4人によるバンド サーカなども。

個人的にはAKBとかAKB48グループとかこのあたりのことはほとんど分からないのだけど、アイドルグループらしきものとだけは理解している。
AKB48グループのSKE48のTeam S公演 愛を君に、愛を僕に は小室哲哉プロデュースで、全16曲あるけど、10曲は小室哲哉・作曲で6曲は木根尚登・作曲。
TM NETWORK以外でこれだけ小室哲哉木根尚登の楽曲とは珍しい。
なお作詞は小室哲哉が単独、あるいは小室哲哉 / 藤井徹貫の共作が多い。
残りの作詞は小室哲哉とよく知らない人との共作で、木根尚登・作曲の青春Glowingは酒井陽一が作詞。
編曲はすべて小室哲哉ともう一人の連名となっていて、曲によって連名者が異なっている。
SKE48のTeam Sのアルバムも発売される。
アルバム 愛を君に、愛を僕に は小室哲哉・作曲と木根尚登・作曲の16曲に、1曲目としてoverture(作曲・編曲:尾澤拓実)があって全17曲。

ピーター・ガブリエルのニュー・アルバム I/O が今年の年末にリリースされるという。
オリジナル・アルバムでは20年ぶりとなるニュー・アルバム I/O。
オリジナル・アルバムとしては UP 以来だから20年ぶりのアルバムということに。
一応その間にはカヴァー・アルバム スクラッチ・マイ・バック、過去曲をオーケストラによる再録音したアルバム ニュー・ブラッド があったし、その前には2枚組のベスト盤 Hit、USまでのリマスター盤とかあったのと、個人的に登録しているpetergabriel.comからのメールとかそれなりに見る機会があったからそんなにリリースがないとか思ってなかった。
アルバム UP は US 以来だから10年ぶりのアルバムで今度は20年ぶりか…。
初期4作のジャケットからSo以降は地味なビジュアルだったせいかも知れないということにしておく。

高橋幸宏は6月6日に70歳の誕生日(古希)を迎えた。
そしてサディスティック・ミカ・バンドに参加して本格的な音楽活動を開始してから50周年を記念して、2022年9月18日にライブを行うことを発表した。
当日のミュージシャン(高野寛、高田蓮、矢口博康など)にゲストとして細野晴臣鈴木慶一大貫妙子小原礼小山田圭吾矢野顕子(映像出演)、LEO今井、Steve Jansenなどが出演するという。
さらにソニーミュージック特設サイトでは高橋幸宏の関係者やミュージシャンなどが祝賀コメントとそれぞれが選曲した高橋幸宏のプレイリストを発表している。
各人によるプレイリストでは様々な楽曲が上がっていて、細野晴臣坂本龍一を含む各人による高橋幸宏プレイリストには高橋幸宏ソロやYMO、様々なアーティストへの提供曲が並んでいて、やはり高橋幸宏は作曲者としても多くの名曲を作ってきたのだとあらためて思った。
ソニーからはアルファ時代のリマスターが現在進行中で出ているけど、EMI時代のリマスターとかも気になるから出ないかな?
EMI時代のCDは2009年に再リリースされたけど、たしかSHM-CD化されただけでリマスターされてなかったし、EMI時代のベスト盤 Turning The Pages Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN EMI YEARS 1988-1996 はずっと廃盤で買えないし。
アルファ時代の Turning The Pages Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN ALFA YEARS 1981-1985 の方は買ったけど、こっちの選曲も不満。
2021年に出たベスト盤 GRAND ESPOIR もジャケと選曲が不満だしな!

高橋幸宏の誕生日から一夜明けて坂本龍一の記事を見た。
坂本龍一高橋幸宏と同じ年の一月生まれだからやはりこちらも70歳。
坂本龍一 は新潮7月号から「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」という連載を開始したという。
いろいろ省くが坂本龍一は2014年に中咽頭ガンを患い治療ののちそれは寛解したが、2020年に直腸ガンを患い、2021年1月には手術を受けた。
その時は「無事手術を終え」と公式HP上にも記されたが、治療はそれで終わりではなかった。
「この2年のあいだに、大小あわせて6度の手術を受け」と実際はかなり深刻な状況であったらしい。
ファン的には「戦メリで知られる坂本龍一」はともかく、坂本龍一には長く音楽活動を続けて欲しいとただ思うのだけど。

あとケイト・ブッシュの1985年の楽曲 Running Up That Hill (A Deal with God) がNetflixのドラマ ストレンジャー・シングス 未知の世界 で使われて欧米でヒットしている。
個人的に確かこんな曲だっけ?と脳内でなんとなく再生して、YouTubeでじっさいの音を聴いたら脳内の音そのままの曲だったので自分でもびっくりしてしまった。
けれどそんなヒットする曲か?とも思っていて、やはりびっくりしている今日この頃。