小坂忠 について

1991年に高橋幸宏のライヴ・アルバム A Night in the Next Lifeが発売されてすぐに購入した。
A Night in the Next Lifeは1991年4月29日渋谷 ON AIRでのライヴを収録していて、そのなかには ありがとう 、機関車 、はらいそ というカヴァー曲を演奏した。
ありがとうは作詞・作曲 細野晴臣
オリジナルは小坂忠細野晴臣によるヴォーカルで、小坂忠のアルバム ありがとう に収録されていた。
細野晴臣小坂忠のファースト・アルバム(アルバム ありがとう)の制作の当時、作曲したばかりの ありがとう を提供した。
作曲したばかりの ありがとう を提供したことで細野晴臣はっぴいえんど のメンバーから怒られたらしい。
アルバム ありがとう は1971年10月にリリース。
はっぴいえんどの風街ろまん はその翌月の11月に発売されている。
もしかしたら ありがとう は 風街ろまん に収録されていたかもしれないのか…。
ちなみに、ありがとう は1972年3月にシングルでもリリースされた(B面は どろんこまつり)。

機関車 は作詞・作曲 小坂忠
小坂忠のソロデビュー曲としてシングルでもリリースされた。
アルバム ありがとう にも収録されたが、再録されてアルバム HORO、さらに再録されてアルバム Peace3 にも収録された。
細野晴臣が選曲した小坂忠のベストアルバム THE ULTIMATE BESTではこの3ヴァージョンとも収録されている。)
個人的には HORO のヴァージョンが圧倒的に好き。
ちなみに冒頭に記した高橋幸宏によるカヴァーは、アルバム ありがとう のヴァージョンだった。

ちなみに浜田真理子がライヴで機関車をカヴァーしていた。
こっちは HORO のヴァージョン。

個人的には90年代中頃に小坂忠のアルバム HORO のCDを買った。
ところで小坂忠は1948年7月8日生まれ。
細野晴臣は1947年7月9日生まれ。
小坂忠の方が一つ下で、誕生日は一日違い!
プロデビューは小坂忠の方が1年早かった。
小坂忠はバンド ザ・フローラルでデビューした。
ザ・フローラルは1966年にデビューし、その後シングル2枚を残した。
その次に結成したバンド エイプリル・フール小坂忠細野晴臣はバンドメイトとなった。
細野晴臣エイプリル・フールでプロデビューとなった。

1968年末、小坂忠、柳田ヒロ、菊池英二はフローラルのアイドル路線に反発し、新しいバンドを作るためにメンバーを探していた。
小坂忠は、柳田ヒロの兄、柳田優のとあるパーティに参加してそこで細野晴臣松本隆(松本零)に出会った。
そこでの細野晴臣松本隆とセッションを経て1969年3月には小坂忠、柳田ヒロ、菊池英二に細野晴臣松本隆を加えてバンド エイプリル・フールが結成された。
1969年4月にエイプリル・フールはレコーディングに入った。
10月にはアルバム THE APRYL FOOL をリリース。
アルバム THE APRYL FOOLの発売記念コンサートが行われたけど、それがエイプリル・フールの解散コンサートとなった。
ちなみにアルバム THE APRYL FOOLのジャケット写真は荒木経惟による。

エイプリル・フールの解散は音楽的な方向性の違いとされたが、エイプリル・フールはアルバムのレコーディング時にディスコなどで演奏をしていて、ディスコなどで45分のステージを一日4~5回こなすなどの活動に疲れてしまったことも原因だったよう。
ディスコに出演した後には、小坂忠細野晴臣、松本隆は松本隆の自宅で、バッファロー・スプリングフィールドなどを聴いていたという。
6月にはエイプリル・フールの解散は決定的となっていた。
エイプリル・フールの後のバンドを細野晴臣は、ベース細野晴臣、ギター鈴木茂、ドラム林立夫、ヴォーカル小坂忠で構想していたが、9月には小坂忠はミュージカル ヘアー のオーディションを受けていた。
そのオーディションで小坂忠は、細野晴臣のギターをバックに歌っていた。
小坂忠はオーディションに合格し、ミュージカル ヘアーに出演することになる。
ちなみにこのミュージカル ヘアーは1970年2月の東京公演終了後に大麻取締法違反容疑で逮捕者が出たことで、その後の大阪公演が中止された。
はっぴいえんどのヴォーカルは小坂忠、という流れもあったかも知れないけど、小坂忠はミュージカル ヘアーに出演したことでアシスタント・プロデューサーだった高叡華と出会った。
高叡華は、後に小坂忠の妻となり、小坂忠が設立したミクタムレコードの代表を務めた人である
高叡華は、同級生だったザ・フィンガースの高橋信之(高橋幸宏の実兄。)、成毛滋と親しかった。
エイプリル・フール以前の松本隆細野晴臣のバンド バーンズとも交流があった。

1971年に川添象多郎(のちの象郎)、村井邦彦ミッキー・カーチス内田裕也が設立したマッシュルーム・レーベルから、小坂忠が第1弾アーティストとしてソロ・デビューした。

アルバム
ありがとう

1971年4月リリース。
プロデュースはミッキー・カーチス
全9曲を収録。  
クレジットではどろんこまつり、ありがとうを細野晴臣が作詞・作曲・編曲。
春が来た は細野晴臣が作詞・作曲。
編曲は細野晴臣小坂忠
残る6曲は作詞・作曲・編曲 小坂忠
バッキングメンバーには、細野晴臣松本隆鈴木茂、原田祐臣、水谷公生石川鷹彦荒井由実
はっぴいえんどからは、大滝詠一以外の全員が参加。
ユーミンも参加しているんだよなー。
荒井由実はピアノの演奏で参加したが、荒井由実にとってはデビュー前であり、スタジオミュージシャンとして初仕事となった。
ちなみに松任谷正隆もプロとしての初仕事は小坂忠のバックバンドだった。

小坂忠
ありがとう
作詞・作曲 細野晴臣

小坂忠
どろんこまつり
作詞・作曲 細野晴臣

2023年4月にリマスターされて再発された。
このリマスター盤には どろんこまつり  が収録されている!
ボーナス・トラックに ありがとう アナザーミックス を追加収録。
同時にアナログ盤もクリア・グリーン・ヴァイナル(透明グリーン仕様)にて完全生産限定盤として発売された。

2022年12月には吉田拓郎のアルバム 今はまだ人生を語らず もリマスター盤で再発された。
90年代の初期くらいからの再発盤では言葉の問題とやらでカットされていた ペニーレインでバーボン がようやく収録された。
小坂忠の どろんこまつり といい、「なんで今頃?」と不思議に思ったけど、聴けるようになったのはよかった。

アルバム ありがとう には高叡華はディレクターとして参加している。
1971年11月に小坂忠と高叡華は結婚式を挙げた。
新居は狭山の米軍ハウス、つまりアメリカ村
アメリカ村には様々なアーティスト達が引っ越ししていた。
細野晴臣小坂忠の新居の隣に引っ越した。
小坂忠細野晴臣はそれぞれの自宅から糸電話で会話していたこともあるらしい。
1972年にはフォージョーハーフが結成された。
メンバーは林立夫松任谷正隆後藤次利、駒沢裕城。
このフォージョーハーフがバックを務めたライヴ盤 もっともっと をリリースした。
なお、フォージョーハーフは1972年暮れに解散している。
21世紀になっても時々、活動しているけど。

ライヴ・アルバム
小坂忠&Four Joe Half
もっともっと

1972年3月30日、郵便貯金ホールでの マッシュルームコンサート・小坂忠リサイタル での録音。
はっぴいえんどもゲスト出演していた。

春を待っている私はこたつの中 は、当時の新曲。

小坂忠
春を待っている私はこたつの中
作詞・作曲 小坂忠

どろんこまつり では鈴木茂、ラストに収録された(アンコールの) 春が来た では細野晴臣がゲスト出演した。

興味を持ったシンガーやバンドの過去のディスコグラフィーとか見るのは私だけでなくて音楽好きの基本ではないか、と思う。
2000年代のある日、小坂忠ディスコグラフィを眺めていて、アルバム ありがとう の後の もっともっと に 機関車 が収録されているので驚いた記憶がある。
すでにアルバム ほうろう、ありがとう、peace3を聴いた後だったし、「何回再録しているのだろう?」と驚いた。
もっともっと はライヴ・アルバムだとあとで知ったのだけど。

アルバム
はずかしそうに

1973年11月リリース。
全曲、作曲は小坂忠、編曲は瀬尾一三
今夜だけでも と 冷たいキャンディー 、 表通り の作詞は原一平。
残りの作詞は小坂忠

最後の 山は緑へ の前の 空へ はインスト。

アルバム
ほうろう

1975年1月リリース。
プロデュースは 細野晴臣小坂忠
アルバム ほうろう はベース 細野晴臣、ドラム&パーカッション 林立夫、ギター 鈴木茂、キーボード 松任谷正隆、鈴木顕子(のちの矢野顕子)。
そして吉田美奈子山下達郎大貫妙子によるバックヴォーカル、矢野誠のストリング、ホーンアレンジでレコーディングされた。
機関車を再録、ゆうがたラブは作詞 高叡華、作曲 小坂忠
氷雨月のスケッチ、ふうらい坊(風来坊)ははっぴいえんどのカヴァー。
つるべ糸は作詞・作曲 鈴木晶子
他は細野晴臣による作曲。
(ほうろう、ボン・ボヤージ波止場は作詞 細野晴臣。しらけちまうぜ、流星都市は作詞 松本隆。)

小坂忠
ほうろう
作詞・作曲・編曲 細野晴臣
 

小坂忠
機関車
作詞・作曲 小坂忠
編曲 細野晴臣

小坂忠
ボン・ボヤージ波止場
作詞・作曲 細野晴臣
編曲 細野晴臣矢野誠

小坂忠
しらけちまうぜ
作詞 松本隆
作曲 細野晴臣
編曲 細野晴臣矢野誠

小坂忠
流星都市
作詞 松本隆
作曲・編曲 細野晴臣

ちなみに しらけちまうぜ はもともと さよならベイビィ という曲名で、歌詞も細野晴臣によって書かれていたのいう。
レコーディング中に しらけちまうぜ がシングルカットされることが決まり、松本隆によって歌詞が書かれてそれが収録された。
後年、小坂忠は さよならベイビィ だったことは忘れていたが、山下達郎は覚えていたそう。
HORO2010 の作業をした時に  さよならベイビィ の歌詞を書いた紙が出てきたことなどで、山下達郎が言った通りだったという。

矢野顕子は1977年8月に発売されたアルバム いろはにこんぺいとう で ほうろう をカヴァーした。
ライヴでも歌っていて、ライヴ盤 グッド・イーブニング・トウキョウ にも収録された。
ちなみにグッド・イーブニング・トウキョウでは坂本龍一がピアノ、高橋幸宏がドラム。
1995年10月に発売されたアルバム Piano Nightly で機関車をカヴァーした。
こちらもライヴでも歌っている。

1981年には たのきんトリオ のカセットテープ(カセットテープに写真集付きで発売された。)たのきんライブ'81 に 野村義男・ヴォーカルによる しらけちまうぜ が収録された。
1981年に4月3日・4日にNHKホールで行われたコンサートで歌われたライヴ音源。

東京スカパラダイスオーケストラの1995年6月に発売されたアルバム グランプリ で小沢健二がヴォーカルでフィーチャリングされた しらけちまうぜ が収録された。

2016年2月には、野村義男渡辺英樹によるユニット 三野姫のアルバム わすれもの5 で しらけちまうぜ
 がカヴァーされた。
渡辺英樹はこのレコーディングの半ばで亡くなったので、その後は野村義男が完成させたアルバム。
しらけちまうぜ はアルバム わすれもの (2011年発売。)の時にすでにレコーディングされていたらしい。

2009年にはアルバム ほうろう リマスター盤が発売された。
2010年にはヴォーカルのみ録り直した HORO2010 が発売された。
2015年にはアルバム ほうろうとアルバム HORO2010 とのカップリングで ほうろう 発売40周年としてアニヴァーサリー・パッケージ盤が発売された。
2019年には完全生産限定としてアナログ盤が発売された。
2022年のレコードの日にアナログ盤が透明レッド・カラーレコード仕様にて再発された。(アルバム Peopleも再発された。)

アルバム ほうろう リリース後の1975年4月からは ファースト&ラスト・コンサートが行われた。
小坂忠のほうろう、鈴木茂のBAND WAGON が、同時期に発売されたこともあって、小坂忠鈴木茂
一緒にツアーをすることに。
この頃はまだ全国ツアーなどなかった時期で、このツアーを期にネットワークが形成されて、その後のアーティストは全国ツアーが行われるようになった。

小坂忠はアルファのマッシュルームレーベルから、ミッキー・カーチスが立ち上げたショーボートに移籍することになる。

アルバム
CHEW KOSAKA SINGS

1976年2月リリース。
プロデューサーはミッキー・カーチス
ハワイにて録音された。
カヴァー曲のシェリー、イエロー・バード以外は全曲、小坂忠が作曲。
全曲、小坂忠が編曲。

2019年にはデラックス・エディションとしてCD2枚組として再発。
ディスク2には1977年9月17日にヤクルトホールにて行なわれたライヴ音源を収録。
からす ではかまやつひろしとのデュエット。
バッキングメンバーは坂本龍一高橋幸宏、徳武弘文、村上律。

アルバム
モーニング

1977年7月リリース。
海に架かる橋、朝は好きかい、一人じゃないよ は小坂忠が作曲。
ボン・ボヤージ波止場(再録)、アイスクリームショップガールは細野晴臣が作詞・作曲・編曲。
フライングソーサー、フォーカスラブは佐藤博が作曲。
早起きの青い街は南桂孝が作詞・作曲。
シルクランデブーは吉川忠英が作曲。

HORO のツアーの後に娘が大やけどをして、それをきっかけに小坂忠は教会に行くようになった。
クリスチャンになった小坂忠は、それまで夜型だったが、教会に行くようになって朝型になった。
ライフスタイルが変わったことで、アルバムタイトルを モーニング としたという。

坂本九上を向いて歩こう のカヴァー。
クリスチャンになって慰問でスウェーデンの刑務所を訪れたことがあるらしい。
そこでひとりの囚人からリクエストされたのが スキヤキ(坂本九上を向いて歩こう の海外名。)だったという。

小坂忠
ボン・ボヤージ波止場
作詞・作曲・編曲 細野晴臣

小坂忠
フォーカスラブ
作詞 松本隆
作曲 佐藤博

2019年にはデラックス・エディションとしてCD2枚組として再発。
ディスク2には 気まぐれ天使 のサントラに収録されたヴォーカル曲、シングル からだを起こせ(←CM曲として使用された40秒のものも収録。)、当時歌われたCM曲が収録された。

1978年、小坂忠は7月 日本初のゴスペルミュージック専門のレコード会社 ミクタムレコード を設立。
以後、小坂忠はゴスペル・シンガーとして活動をはじめる。
ゴスペル・シンガー 小坂忠のCDはミクタム・レコードよりリリースされていた。

2000年。
ティン・パン・アレーのメンバー4人のうち、松任谷正隆が参加しなかったため、細野晴臣鈴木茂林立夫は3人で Tin Pan として活動をはじめた。

Groove Dynasty は林立夫が企画・プロデュースを担当したイベントで、1999年からはじまった。
Groove Dynasty 2000 は2000年10月27日、国際フォーラムAにて行われた。
途中でTin Panのステージがあり、その2、3曲目で小坂忠が 機関車、 I Believe In You を歌った。
バックにはコーラスで久保田麻琴アコーディオンで高橋祐子。
続くBon Temps Roulerでは小坂忠大貫妙子と共にコーラスを務めた。

アルバム Tin Pan のレコーディング中に小坂忠がソロを作りたい、と細野晴臣に相談したらしい。
その時に Bon Temps Rouler を小坂忠 に聴かせたという。
その時に「歌ってみない?」ということで Bon Temps Rouler に 小坂忠 が参加した。

2000年12月20日、Tin Pan は東京・渋谷のNHKホールでコンサートを行った。
Tin Pan CONCERT 1975-2001。
この日は小坂忠のほか久保田真琴佐橋佳幸佐藤博吉田美奈子大貫妙子浜口茂外也高野寛忌野清志郎がゲストで出演した。
小坂忠は機関車、ほうろうを歌った。

2001年1月、テレビで放送された 細野晴臣イエローマジックショー に出演。
小坂忠は ほうろう を歌った。 
この時が高野寛佐橋佳幸Dr.kyOnとは初セッションとなった。
これ、個人的には当時ビデオに録って見たけど、印象的だったな。
細野晴臣イエローマジックショー は2007年12月にDVD化されている。

MEET THE WORLD BEATは大阪のFMラジオ局のFM802が主催する野外音楽フェスティバル。
1990年からはじまり、2014年の台風接近のため、コロナ禍の2020年以外は毎年行われている。
(2021年は無観客で大阪城ホールで開催された。)

2001年7月22日、MEET THE WORLD BEAT 2001が大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場で行われた。
小坂忠小坂忠&フレンズとして、細野晴臣林立夫鈴木茂佐藤博浜口茂外也佐橋佳幸と出演した。

小坂忠&フレンズ
MEET THE WORLD BEAT 2001
大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場
2001年7月22日

1. I BELIEVE IN YOU
2. ほうろう
3. 機関車
4. BIRTHDAY
5. ポンポン蒸気

新曲としてI BELIEVE IN YOU、BIRTHDAYを披露した。
MEET THE WORLD BEAT 2001のラストでは小坂忠Dreams Come True吉田美和山崎まさよし(ハーモニカ)でAmazing Graceを歌った。

シングル
夢を聞かせて

2001年10月リリース。
アルバム People からの先行リリースされた。
3曲入り。

夢を聞かせて

1. 夢を聞かせて
2. Knocking on your heart
3. ほうろう

アルバム
People

2001年11月リリース。
細野晴臣・プロデュース。
小坂忠が25年ぶりにカムバックしたアルバム。
2001年6月から8月にかけてレコーディングされた。

ヴォーカル 小坂忠
ギター 鈴木茂佐橋佳幸
キーボード 佐藤博
ベース 細野晴臣
パーカッション 浜口茂外也
ドラム 林立夫

2020年にはリマスター盤が発売された。
同時にアナログ盤でクリア・ヴァイナル(透明レコード)仕様にて発売された。
2022年レコードの日にアナログ盤がカフェオレ・カラーレコード仕様にて発売された。

ベストアルバム
Early Days

アルバム Peopleと同時に発売された。
ありがとう、もっともっと 、はずかしそうに の初期のアルバム3枚からのベスト盤。
選曲には小坂忠・本人が加わっていた。

小坂忠&FRIENDS 2001
2001年12月16日、東京・厚生年金会館にて行われた。

第1部はヒックスヴィルとのアコースティックなステージ。
第2部はFRIENDSとのステージ。

FRIENDS :
細野晴臣林立夫鈴木茂佐藤博浜口茂外也佐橋佳幸

小坂忠&FRIENDS
小坂忠&FRIENDS 2001
東京・厚生年金会館
2001年12月16日

第1部
1. 好きなんだから
2. ボンボヤージ波止場
3. 早起きの青い街
4. からす
5. はずかしそうに
6. ありがとう

第2部
7. 機関車
8. He comes with the glory
9. Refrain
10. Hot or Cold
11. Knocking on Your Heart
12. I Believe in You
13. ほうろう
14. People Get Ready 
15. ゆうがたラブ
16. Birthday

アンコール
17. I Love People   
18. 夢を聞かせて
19. しらけちまうぜ

I Love PeopleではSMOOTH ACEとアカペラで披露。
夢を聞かせて  ではFRIENDSが演奏。
しらけちまうぜ では出演者全員が参加した。

アルバム
Connected

2009年3月リリース。
佐橋佳幸プロデュース。
初回限定盤はDVD付き。
DVDにはeveryday angelのVideo Clip、レコーディングドキュメンタリーが収録された。

Hard to say(偶然と必然の間)、無関心な時代、ラストピース は作詞・作曲 小坂忠
everyday angel 作詞 高野寛、作曲 細野晴臣、Runwayは作詞・作曲 大橋卓弥スキマスイッチ)、シェルター、Don't You Worry Babe、セルフィッシュは作詞・作曲 佐橋佳幸、Right Bootsは作詞・作曲 Dr.kyOn、はぐれ雲は作詞・作曲 小原礼、ふたりの理由、その後は作詞・作曲 佐野元春

ふたりの理由、その後 は佐野元春のアルバム ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 に収録された ふたりの理由 の改作。
佐野元春はデビュー前の大学生時代、佐藤奈々子の楽曲で作曲あるいは佐藤奈々子と共作をしていた。
佐藤奈々子のサード・アルバム Pillow Talk小坂忠がプロデュースを手掛けた。
佐藤奈々子小坂忠の事務所に所属していたから、その縁もあって佐野元春小坂忠は知り合っていた。
小坂忠の家に佐藤奈々子佐野元春が遊びに行き、ラザニアをご馳走になったこともあるらしい。

小坂忠
everyday angel
作詞 高野寛
作曲 細野晴臣

ボックスセット
小坂忠
Chu's Garden
完全生産限定盤
10枚組(CD8枚+DVD2枚)

アルバム Connectedと同時に発売された。

①ありがとう 
②もっともっと
③ はじかしそうに
④ほうろう 
⑤CHEW KOSAKA SINGS
⑥モーニング
⑦ People
小坂忠&FRIENDS 新宿厚生年金会館ライブ(2001年)
⑨ シングル からだを起こせ のほかは1970年代のライヴ音源。
小坂忠ティン・パン・アレー New Sound Age'75(1975年)、静岡駿府会館サンシャインコンサート(1972年)

8枚のCDと2枚のDVDと100ページのブックレットというボックスセット。
全ディスクは紙ジャケット仕様。
アルバム ありがとう から アルバム モーニング、そしてアルバム Peopleに、アルバム Peopleリリース後の2001年12月16日の小坂忠&FRIENDS 新宿厚生年金会館ライブをDVD化したもの、ディスク9はシングル からだを起こせ ほかスタジオ録音と1970年代のライヴ音源、1975年の小坂忠ティン・パン・アレー New Sound Age'75、1972年の静岡駿府会館サンシャインコンサートをDVD化したもの、ただし、ラストに収録された静岡駿府会館サンシャイン・コンサート(1972年5月)は映像が無音のため、どろんこまつり(EDIT Ver.) をBGMとしたもの、という全10枚。
ブックレットにはインタビューやディスコグラフィーなどを掲載。 
ディスク1のアルバム ありがとう とディスク2のライヴアルバム もっともっと からは歌詞の件でどろんこまつりがカットされたのが残念…。

 

 

アルバム
HORO2010

2010年3月リリース。
2009年のボックスセット Chu's Garden の制作中にアルバム ほうろう のマルチ・トラックが見つかった。
そのマルチトラックをバックに、小坂忠は新たにヴォーカルのみを録りなおしてHORO2010 としてリリースされた。
小坂忠はアルバム ほうろう の ヴォーカルに満足していなかった として機会があったら録りなおししたいと思っていたらしい。
ボックスセット Chu’s Garden のリマスターの時に歌い直したいという希望は伝えていて、それが叶ったわけだ。
中学生時代にリアルタイムで ほうろう を聴いて大ファンだったという飯尾芳史がミックスを担当。
新たに録音した小坂忠の歌い方が変わり、当時録音されたコーラスなどと譜割が異なったところは当時のコーラスを編集して合わせたとか、マルチトラックにはあったが使われなかった音を今回は使用したところなど、個人的には楽しく聴いた。

CD HORO2010 発売と同時に、HORO2010のアナログ盤も500枚限定でリリースされた。
HORO2010、そのアナログ盤、ライヴDVD+CD Soul Party 2009 、ゴスペル・ベスト・アルバム Chu’s Gospel の4作品が同時にリリースされた。
2015年にはアルバム ほうろう 発売40周年ということで、アルバム ほうろう とアルバム HORO2010 のCD2枚をセットしたアニヴァーサリー・パッケージ盤が発売された。

ライヴDVD+CD
CHU KOSAKA and SOUL CONNECTION
Soul Party 2009 

2010年3月リリース。
小坂忠&Soul Connectionのビルボードライブツアーより2009年4月30日、東京公演最終日の模様を収録。
アルバム Connected のレコーディング・メンバー(佐橋佳幸高橋幸宏小原礼Dr.kyOn)に尾崎亜美もゲスト参加した。
CDには4月14日の大阪公演から5曲を収録。
ラストの 夢を聞かせて 以外の4曲にはスペシャル・ゲストとして細野晴臣が参加している。

2010年7月、完熟トリオを結成。
メンバーは小坂忠鈴木茂、中野督夫。

2010年7月28日に 小坂忠 HORO 2010 ~ 完熟トリオ、フジ・ロックに行く。前夜祭! として横浜ThumbsUpでライヴを行った。
この日はサポートでドラム  永原元 コーラス Asiahが参加した。

完熟トリオ~2012 ACT4”フジ・ロックにバンドで行く。前夜祭!

完熟トリオ
with 高野寛、tatsu、坂田学Dr.kyOn、永原元、Asiah
SHIBUYA BOXX
2012年7月24日

2012年7月28日には完熟トリオ(小坂忠鈴木茂、中野督夫)としてFUJI ROCK FESTIVAL ‘12
に出演した。

完熟トリオ
with 高野寛、tatsu、坂田学Dr.kyOn、永原元、真城めぐみ、Asiah
FUJI ROCK FESTIVAL
2012年7月28日

完熟トリオ
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO 
石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ 
BOHEMIAN GARDEN
2013年8月16日

1. 機関車
2. 青い影
3. Come Together
4. ほうろう
5. 旅の途中
6. 砂の女
7. 花いちもんめ
8. I believe in you

完熟トリオのレパートリーとしては小坂忠の ほうろう、機関車、しらけちまうぜ、はっぴいえんど鈴木茂)の 花いちもんめ、氷雨月のスケッチ、センチメンタル・シティ・ロマンスの 旅の途中、うちわもめ などが演奏されていた。
完熟トリオの活動は2010年7月から2013年11月までと思われる。
2012年には完熟トリオ はライヴ音源を2種、CD-Rにてリリースしていた。
プロコル・ハルムの青い影がカヴァーされていたり。

完熟トリオ
Archive Live CD Vol.1
2012年3月29日名古屋ell.FITS ALLでのライヴ。

完熟トリオ
Archive Live CD Vol.2
2012年4月6日東京・曙橋461でのライヴ。

なお、中野督夫は2021年7月27日に亡くなっている。

2015年8月21日・22日には 松本隆 作詞活動45周年記念オフィシャル・プロジェクト 風街レジェンド2015 が東京国際フォーラム ホールAにて行われた。
小坂忠は両日に出演し、21日には しらけちまうぜ、22日には 流星都市 を披露した。

風街レジェンド2015は2021年12月にBlu-ray Disc化された。
Blu-ray 2枚組で、Disc2に小坂忠が歌った しらけちまうぜ、流星都市 の2曲とも収録された。


2015年9月27日・28日には東京・Bunkamuraオーチャードホールでライブイベント ALFA MUSIC LIVE が開催された。
アルファミュージックの創設者であり、作曲家の村井邦彦の古希(70歳)を記念して、アルファミュージックのアーティストたちが集結した。

小坂忠は ほうろう、機関車 を歌った。
バック演奏はTin Pan Alleyと高橋幸宏武部聡志
そしてアンコール前の本編ラストで小坂忠、Asiah、で 音楽を信じる We Believe in Music を歌った。
村井邦彦 ピアノ、 村上秀一 ドラム、 武部聡志 キーボード、須長和広 ベース、大村真司 ギター、林一樹 ドラム。

2021年にはALFA MUSIC LIVE ALFA 50th Anniversary Edition としてBlu-ray化された。

小坂忠
ALFA MUSIC LIVE
Bunkamuraオーチャードホール
2015年9月28日

カヴァーアルバム
Chu Kosaka Covers

2016年9月リリース。
小原礼・プロデュース。
収録曲はすべて洋楽カヴァー10曲。
レコーディングは、鈴木茂佐橋佳幸小原礼Dr.kyOn屋敷豪太小林香織というメンバーと行われた。
基本的に一発録りで行われた。

Chu Kosaka Coversがリリースされた同日、活動50周年の記念コンサートが行われた。
音楽監督ダージリンDr.kyOn佐橋佳幸)が務めた。
第1部はオリジナル曲で、第2部はカヴァー曲が多くて歌われた。
この日発売されたChu Kosaka Covers収録曲は案外歌われていないような…。
松たか子との 私の青空 は原曲 My Blue Heaven。
これもスタンダード・ナンバー。
この日のコンサートのタイトルは Let the Good Times Roll 。
第2部で歌われていたが、オリジナルはルイ・ジョーダン。
1964年に書かれたブルースのスタンダード・ナンバーで、レイ・チャールズマディ・ウォーターズクインシー・ジョーンズ(feat.スティービー・ワンダーレイ・チャールズ、ボノ)などがカヴァーしたことがある。

小坂忠 Debut 50th Anniversary 
Let the GOOD TIME's ROLL
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
2016年9月5日

1. はずかしそうに ← with 駒沢裕城
2. ボンボヤージ波止場
3. 氷雨月のスケッチ ←ここから with 鈴木茂

4. 機関車 ← ここからさらに with 吉田美奈子
5. ほうろう
6. しらけちまうぜ ←ここまで with 吉田美奈子鈴木茂

7. つるべ糸 ← with 矢野顕子
8. ありがとう←  with 細野晴臣

9. Let The Good Times Roll
10. Bring On Home To Me ← with 中納良恵
11. A Change Is Gonna Come  ← with 金子マリ
12. Forever Young ← with 曽我部恵一
13. What A Wonderful World  ← with 尾崎亜美
14. L.O.V.E. ← with Asiah
15. Unforgettable ← with Asiah
16. 私の青空 ← with 松たか子
17. ふたりの理由、その後 ← with 佐野元春
18. 夢を聞かせて ← with 西海孝、真城めぐみ

アンコール
19. You Are So Beautiful ← with ダージリンDr.kyOn佐橋佳幸
20. ゆうがたラブ 
← バンドメンバー + 鈴木茂吉田美奈子中納良恵金子マリ曽我部恵一尾崎亜美、Asiah、松たか子佐野元春

小坂忠
林立夫
小原礼
佐橋佳幸
西海孝
Dr.kyOn
駒澤裕城
真城めぐみ
西村浩二
山本拓夫
家永慎也
大嶋康司

小坂忠 
featuring 鈴木茂小原礼Dr.kyOn屋敷豪太小林香織
Billboard Live TOKYO 2nd. stage
2017年3月28日

1. Knock On Wood
2. You've Really Got A Hold On Me
3. From Me To You
4. (Sittin' On) The Dock Of The Bay
5. Amaging Grace
6. O-o-h Child with 中納良恵 (EGO-WRAPPIN')

7. 色彩のブルース ← この曲のみで小坂忠が退場して中納良恵(EGO-WRAPPIN')。

8. Hot Or Cold
9. 機関車
10. ほうろう

アンコール
11. ゆうがたラブ
12. I Believe In You
13. You Are So Beautiful

2017年、さいたま市所沢市で行われた空飛ぶ音楽祭は航空記念公園の野外ステージで開催された。
小坂忠はこのステージに出演するはずだったが、急性胆嚢炎のために入院することになった。

そして退院後に復帰した。

小坂忠 HORO 2018 Special Live
featuring 鈴木茂小原礼Dr.kyOn屋敷豪太斎藤有太Aisa
Billboard Live TOKYO 1st. stage
2018年3月5日

1. ほうろう
2. 機関車
3. ボン・ボヤージ波止場
4. 氷雨月のスケッチ
5. ゆうがたラブ
6. しらけちまうぜ
7. 流星都市
8. つるべ糸
9. ふうらい坊

アンコール
10. You are so Beautiful
11. 上を向いて歩こう
12. Forever Young

ライヴ・アルバム
HORO 2018 Special Live

2018年8月リリース。
2018年3月5日、Billbord Liveでの音源をCD化。
アルバム ほうろう は全曲、アンコールからは上を向いて歩こう が収録された。

2018年12月12日にはアナログ盤がリリースされた。
アナログ盤のジャケットはCDとは異なる写真が採用された。

HORO2018 Special Live at OSAKAは2018年9月5日に行われた。

HORO 2018 Special Live購入者を対象として
小坂忠鈴木茂 with 高野寛
山野楽器本店インストア・イベントが行われた。
司会は高野寛
披露した曲は少なめだったが、トークがふんだんにあったようで70分以上あったイベントとなった。

小坂忠鈴木茂 with 高野寛
山野楽器本店インストア・イベント
2018年8月27日

1. ほうろう
2. 機関車
3. 氷雨月のスケッチ
4. ゆうがたラブ
5. しらけちまうぜ

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 
岐阜県中津川市中津川公園内で行われる野外フェス。
ロックバンドTHEATRE BROOK佐藤タイジがはじめた。
佐藤タイジが考案した100%ソーラーエネルギーを使用して行われる。

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018は2018年22日・23日に行われた。
小坂忠は二日目に出演した。

小坂忠 with シアターブルック
中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018
中津川公園内特設ステージ 
2018年9月23日

1. everyday angel
2. You Are So Beautiful
3. Take Me To The River
4. ほうろう
5. 機関車
6. Hot or cold
7. ゆうがたラブ
8. しらけちまうぜ
9. I believe in you

アンコール
10. Sailing

2018年11月26日、東京国際フォーラム ホールAで一夜限りのスペシャルイベント  SONGS & FRIENDS 小坂忠 ほうろう が行われた。
SONGS & FRIENDSは武部聡志が選ぶ 100年後も聴き続けてほしいアルバムを各アーティストが再現するというプレミアムなコンサート。
第1弾として荒井由実ひこうき雲 が開催されていた。
その第2弾が小坂忠 ほうろう。
Asiah、荒井由実尾崎亜美細野晴臣高橋幸宏田島貴男ORIGINAL LOVE)、 Char、 槇原敬之矢野顕子後藤次利、駒沢裕城、 吉田美奈子鈴木茂林立夫松任谷正隆小原礼武部聡志根岸孝旨屋敷豪太、など出演陣も豪華。
これだけの人と関わっていたことにあらためて唖然。

SONGS & FRIENDS produced by 武部聡志 
小坂忠 ほうろう
2018年11月26日
東京国際フォーラム ホールA

1. You Are So Beautiful
鬼無宣寿ゴスペルクワイ
2. Unforgettable
Asiah+武部聡志

3. もっともっと
小坂忠とフォージョーハーフ
4. どろんこまつり
小坂忠とフォージョーハーフ
5. からす
小坂忠とフォージョーハーフ+高橋幸宏

6. 氷雨月のスケッチ
さかいゆう
7. 流星都市
田島貴男+さかいゆう
8. ふうらい坊
槇原敬之
9. 機関車
槇原敬之
10. Hot or cold
Char
11. People Get Ready
田島貴男+さかいゆう+槇原敬之+Char

12. みちくさ
荒井由実+小坂忠
13. ボンボヤージ波止場
BEGIN+西海孝+小坂忠
14. ありがとう
BEGIN+西海孝+高橋幸宏+小坂忠
15. つるべ糸
小坂忠+矢野顕子
16. I Believe In You
小坂忠+矢野顕子

17. 流星都市
小坂忠
18. 氷雨月のスケッチ
小坂忠
19. しらけちまうぜ
吉田美奈子+小坂忠
20. 機関車
尾崎亜美+吉田美奈子+小坂忠
21. ふうらい坊
吉田美奈子+細野晴臣+小坂忠
22. ほうろう
吉田美奈子+細野晴臣+小坂忠

23. Jesus Loves Me~Amazing Grace
小坂忠+鬼無宣寿ゴスペルクワイ

アンコール
23. ゆうがたラブ
小坂忠+Asiah+高橋幸宏+さかいゆう+田島貴男+槇原敬之+Char+荒井由実+BEGIN+西海孝+矢野顕子+尾崎亜美+吉田美奈子
24. You Are So Beautiful
小坂忠+武部聡志

このSONGS & FRIENDSは第3弾として佐野元春のCAFÉ BOHEMIA、第4弾はMusic Tree Grow to the SKYE & their familyとして鈴木茂小原礼林立夫松任谷正隆からなるバンドSKYE(スカイ)、第5弾は ムッシュかまやつトリビュート for七回忌が行われた。

小坂忠 with シアターブルック
feat. 森俊之真城めぐみ
Billboard Live Tokyo
2019年2月15日

1. Take Me To The River
2. You Are So Beautiful
3. People Get Ready
4. ほうろう
5. 機関車
6. Refrain
7. Hot or cold
8. ゆうがたラブ
9. しらけちまうぜ

アンコール
10. (Sittin' On) The Dock Of The Bay
11. I believe in you

2019年10月19日・20日にはPeter Barakan’s LIVE MAGIC! 2019が恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール/ザ・ガーデンルームにて行われた。
小坂忠は19日に出演した。

小坂忠MAGIC BAND 2019 :
小坂忠
鈴木茂
林立夫
小原礼
Dr.kyOn
桑名晴子

2020年6月1日、小坂忠鈴木茂のユニット 茂忠としてシングル まだ夢の途中 をリリースした。
小坂忠鈴木茂のほか、小原礼Dr.kyOn、西海孝でレコーディングされた。

茂忠
まだ夢の途中
作詞・作曲 小坂忠
編曲 鈴木茂

ライヴ・アルバム
小坂忠とフォージョーハーフ
ロック・ソサエティ・ウラワ
1972 RSU夏の陣

2020年9月に発売された。
1972年8月26日、埼玉会館大ホールで開催された音楽イヴェント ロック・ソサエティ・ウラワ1972夏の陣 。
小坂忠とFour Joe Halfとして出演したステージの模様を収録。

限定でアナログ盤もリリースされた。

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2020
生配信と収録を組み合わせてオンラインで9月26日・27日・10月3日・4日と計4日行われた。
小坂忠は2年ぶりに出場した。

小坂忠 with SOLAR JAM(佐藤タイジ、KenKen、Dr.kyOn沼澤尚
中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2020
中津川公園内特設ステージ 
2020年9月26日

1. People get ready
2. Everyday Angel
3. Hot or Cold
4. Birthday
5. 機関車
6. ほうろう
7. ゆうがたラブ
8. I believe in you

その後、空飛ぶ音楽祭 2020、そして2021は新型コロナで中止となった。
空飛ぶ音楽祭 2021に出演するはずだった小坂忠
場所を所沢市民センター ミューズ アークホールに移してコンサートを開催された。

「希望の響きを所沢に!」
小坂忠 with Friends in 所沢ミューズ

BEGIN、宮沢和史+高野寛、Meg & Piano Kojiのそれぞれのステージの後、小坂忠のステージがはじまった。

小坂忠 with Friends in 所沢ミューズ
2021年9月26日

1. 夢を聞かせて
2. Hot or Cold
3. 向きを変えて
4. ほうろう
5. 機関車
6. I Believe In You
7. 勝利者

アンコール
8. Oh, Happy Day

小坂忠
佐橋佳幸
小原礼
Dr.kyOn
林立夫

⬇Oh, Happy Dayのコーラス
宮沢和史
高野寛
島袋優
上地等
前川真悟
粟野めぐみ
粟野貢司
ゴスペル・クワイ

2021年10月17日、OTONA SESSIONS 3 at B.Y.Gが行われた。
OTONA SESSIONSはB.Y.Gとゆかりの深いアーティストを迎えたコンサートを催したもので、3回目となる2021年10月1日はLOVE PSYCHEDELICO小坂忠の2マンライヴだった。
両者のバックバンドをOTONA SESSIONS BAND が務めた。

OTONA SESSIONS BAND :
林立夫 ドラム
佐橋佳幸 ギター
Dr.kyOn キーボード
tatsu ベース ←レピッシュのtatsu!

小坂忠
with 林立夫佐橋佳幸Dr.kyOn、tatsu 
OTONA SESSIONS 3
B.Y.G
2021年10月17日

1. 早起きの青い街
2. Hot or Cold
3. 向きを変えて
4. ほうろう
5. 機関車
6. I belive in you
7. What A Wonder ful World

アンコール・セッション
小坂忠 + LOVE PSYCHEDELICO
8. しらけちまうぜ
9. Blowin’ in the Wind

先にLOVE PSYCHEDELICOのステージ、その後で小坂忠のステージが行われた。
アンコールでは小坂忠LOVE PSYCHEDELICOで、しらけちまうぜ、 Blowin’ in the Wind (もちろんボブ・ディランの)がセッションされた。

この日のライヴが小坂忠の最後のライヴとなった。

2023年にはOTONA SESSIONS 3での小坂忠のステージの模様はアルバム THE LAST SESSION~with Chu’s Friends のDVDに収録された。

2021年11月5日・6日、松本隆の作詞活動50周年記念コンサート 〜松本隆 作詞活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト!〜 風街オデッセイ2021 が
日本武道館で行われた。
二日目に小坂忠は参加し、ギターを抱えて しらけちまうぜ 、流星都市 を力強い歌声で披露した。
この時の小坂忠は手術後二週間あまり、退院してから一週間も経たずのステージだったらしい。
当日、松本隆には車椅子姿で「松本のために歌いたい」と言ったそう。
リハーサルの途中から立って歌っていた、という。
なお、この日は小坂忠の結婚50年の記念の日でも
あった。

12月にはクリスマスライヴなどが複数回あったようで、小坂忠は歌声を披露していた。
その後、体力の低下が著しくなった。

小坂忠は、2022年4月29日に亡くなった。
享年73。
アルバム People に収められた He comes with the glory は自身の葬儀のために作られた曲だという。
小坂忠の葬式でも歌われ、その後も歌われる機会があった。

2022年10月22日にはPeter Barakan’s LIVE MAGIC! 2022が恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールにて行われた。

小坂忠 MAGIC BAND 2022

林立夫
小原礼
Dr.kyOn
佐橋佳幸
山本拓夫

久保田麻琴鈴木慶一、Asiah(エイジア)、中村まり、西海孝、高野寛さかいゆう佐藤タイジスカパラホーンズ

細野晴臣

Peter Barakan's “LIVE MAGIC !” 2022
Kosaka Chu Magic Show
恵比寿ガーデンホール
2022年10月22日

1. HORO
小坂忠(Video)
2. Unforgettable
Asiah with 小坂忠(Video)
3. Many Rivers to Cross 
小坂忠(Video)
4. Why Can't We Live Together
小坂忠(Video)

5. Just Like You
Asiah
6. しらけちまうぜ
さかいゆう
7. ほうろう
佐藤タイジスカパラホーンズ
8. 機関車
鈴木慶一高野寛
9. 夢を聞かせて
西海孝、中村まり
10. (Sittin’ on) the dock of the bay
中村まり
11. Bye Bye Baby 
久保田麻琴
12. ありがとう
細野晴臣久保田麻琴

アンコール
13. ゆうがたラブ 
14. He Comes With The Glory
15. I'll Fly Away

アンコールの3曲はいずれもAsiah、さかいゆう佐藤タイジスカパラホーンズ、鈴木慶一高野寛、西海孝、中村まり久保田麻琴が歌った。

バンド
佐橋佳幸 
Dr.kyOn 
小原礼 
林立夫 
駒沢裕城 
山本拓夫

ベスト盤
THE ULTIMATE BEST

2023年7月リリース。
細野晴臣・選曲によるCD2枚組・全39曲。
1969年のエイプリルフールのアルバム Apryl Fool から2009年のアルバム Connected、さらにゴスペルのベスト盤 Chu’ Gospel 2022 から選曲された。
機関車はアルバム ありがとう、ほうろう、Peace3と3ヴァージョン、ほうろう はアルバム ほうろう、Peopleの2ヴァージョン、ボン・ボヤージ波止場はアルバム ほうろう、モーニングの2ヴァージョン、Hot or CoolとI believe in youはそれぞれアルバム People、Chu's Gospel 2022から2ヴァージョンが選曲されている。
2003年8月に THE ULTIMATE BEST -Analog Edition- としてアナログ盤が2枚組・全21曲で発売された。

2023年7月7日に恵比寿ザ・ガーデンホール 小坂忠メモリアルコンサート THE LAST SESSION〜with Chu’s Friends が開催された。

ゲストとして佐野元春が出演した。

2023年7月7日には小坂忠 メモリアルコンサート
THE LAST SESSION~with Chu's Friendsが恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた。
佐橋佳幸音楽監督を務めた。
前半はバックをフォージョーハーフが務めた。
前半が終了し、ステージ転換時には高叡華が佐藤奈々子久米大作久米小百合久保田早紀)、松たか子矢野顕子鈴木茂細野晴臣から寄せられた手紙を読み上げていった。
最後には、この日の午前に亡くなったPANTAからの手紙読み上げられた。

ライヴ後半ではバックバンドはThe Last Bandが担当。
The Last Bandは、佐橋佳幸小原礼屋敷豪太Dr.kyOn斎藤有太
コーラスには西海孝、Lauren、そして小坂の娘であるAsiahと孫のRaineからなる。
コーラス隊がアカペラでI Love People~夢を聞かせて を披露してライヴ後半がスタート。
本編ラストの ゆうがたラブ では、さかいゆう中納良恵田島貴男が順繰りにボーカルを担当した。

アンコールでは佐野元春が登場して、小坂忠に提供した ふたりの理由、その後 を歌った。
小坂忠は、2020年2月8日にSONGS & FRIENDS produced by 武部聡志の第3弾の佐野元春 Café Bohemia が行われた際に、ロックンロール・ハート、君を連れてゆく(こちらはHEATWAVE山口洋と) を歌っている。

小坂忠 メモリアルコンサート
THE LAST SESSION~with Chu's Friends
恵比寿ザ・ガーデンホール 
2023年7月7日

1. みちくさ
大野真澄坂崎幸之助
2. 好きなんだから
大野真澄坂崎幸之助
3. どろんこ祭り
坂崎幸之助
4. 機関車
鈴木慶一坂崎幸之助
5. からす
松任谷正隆
6. ありがとう
坂崎幸之助大野真澄鈴木慶一

7. I Love People~夢を聞かせて
西海孝、Lauren、Asiah、Raine
8. everyday angel
高野寛
9. Hot or Cold
金子マリ高野寛
10. ボン・ボヤージ波止場
尾崎亜美
11. 風来坊
さかいゆう
12. しらけちまうぜ
さかいゆう
13. つるべ糸
中納良恵EGO-WRAPPIN’
14. ほうろう
田島貴男ORIGINAL LOVE
15. ゆうがたラブ
さかいゆう中納良恵田島貴男

アンコール
16. ふたりの理由、その後  
佐野元春
17. Just Like You 
Asiah

小坂忠アーカイヴ・ブック
今も 夢の続き
小坂忠・高叡華 著

2006年に発売された著書全文に、ほぼ30ページ追加された。
カヴァーも変更され、価格も1700円から3000円に…。

小坂忠
THE LAST SESSION ~ with Chu's Friends 

2023年10月25日にリリースされた。
CD+DVD。

アルバム
THE LAST SESSION~with Chu’s Friends

2023年10月リリース。
CD+DVD。
まだパッケージ化されていない音源をまとめたCD。
未発表曲 F.W.Yは2001年か2002年に制作された曲らしい。

小坂忠
F.W.Y
作詞 加川良 
作曲・編曲 佐藤博

小坂忠鈴木茂のユニット、茂忠の まだ夢の途中。2015年9月28日、東京Bunkamuraオーチャードホールにて行われたALFA 50th Anniversary ALFA MUSIC LIVEでの小坂忠とAsiah(小坂忠の娘)による 音楽を信じる We Believe in Musicのライヴ録音。
FM COCOLOでディスク・ジョッキーを担当した 小坂忠のForever Youngのオープニングテーマとして自主的にレコーディングされた、ボブ・ディランのカヴァー、Forever Young、Peter Barakanʼs Live Magic! 2019での小坂忠 Magic Band 2019のMany Rivers to Cross(ジミー・クリフのカヴァー。ピーター・バラカン小坂忠にリクエストしていた曲らしい。)、Just Like You(作詞 Asiah 作曲 佐橋佳幸。Asiahによる歌唱。2023年6月から配信されていた。)
ボーナス・トラックとして1976年10月10日、横浜本牧米軍フットボール場で開催された AMERICAN POP FESTIVAL VOL.3 での小坂忠&ウルトラによる どろんこまつり。

DVDにはSPACE SHOWER OTONA SESSIONS 3 at B.Y.Gでの小坂忠のステージの模様を収録。

小坂忠・Asiah
音楽を信じる We Believe in Music(LIVE)
作詞 山上路夫 
作曲・編曲 村井邦彦

ピアノに村井邦彦、ドラムに村上秀一、ギターに大村真司(大村憲司の息子)、ドラムに林一樹(林立夫の息子)。