METALLICA について その2

昨年、映画 ドラゴンボール超 スーパーヒーロー が公開されたときにコンビニのロ⚪ソンではそのキャンペーンをやっていた。
ある日、私は同僚とロー⚪ンに行っていたのだけど、「ドラゴンボールか」とふとドラゴンボールの開始年についてケータイで調べたら1984年だった。
ちなみに同僚は大のメタリカ好き。
ふと「ドラゴンボールメタリカってはじまったのは同じくらいだよなー?」と聞いてみたら、同僚に怒られてしまった。
「ふざけるな。メタリカはもっと長い歴史がある!」と言われた。

メタリカ についてその1ではアルバム メタル・ジャスティス、ブラック・アルバム あたりについて記した。

 

今回はその続きなので今回はジェイソン・ニューステッド編の後編。
個人的にはメタリカの歴史の区分を、ベーシストで第1期、第2期、第3期としている。
え、ダメ?
ところでデビューしてすでに40年を越えるバンドながらメタリカのオリジナル・アルバムはこれまでで11枚!
72シーズンズ いれて11枚。
でもライブでいうと、新曲いらないくらいの定番曲あるからなー。
今年の4月からはじまったメタリカのM72 World Tour 2023/4は同じ都市(会場)で週末に2日続けてライブやって1曲まダブる曲なし!というのをやっているけど。
さらに2日ともで異なるゲストが出演する。
日本でのメタリカの単独でのライブは2010年のさいたまスーパーアリーナ2日以来やっていない。
2013年にはサマーソニックにヘッドライナーで出演けど、それもすでに10年前。
さすがにそろそろ来て…。
あと、「メタリカ ロゴ 変遷」として調べたのだけど、やはりロード・リロード時のロゴはやはり異質だったのかと感じた。

メタリカはブラック・アルバム発売直後からライブ活動を開始。
1991年のMonsters of Rock Festival。
ラインナップはパンテラブラック・クロウズモトリー・クルー、クイーンズライク、メタリカAC/DC
ヨーロッパ・北米を回ったこのフェス、ソ連のモスクワ郊外にある、ツシノ空軍基地の特設ステージでも行われた。
ロシアではなくて、この時はまだソ連ですよ!
ソ連
ソビエト連邦ではこの数週間前にはクーデターが起きて、このフェスの3ヶ月後にはソ連は崩壊。
現在のロシアになった。
メタリカはそれから、Wherever We May Roam Tour、Guns N' Roses/Metallica Stadium Tour、Nowhere Else to Roam Tour、Shit Hits the Sheds Tourと次々とツアーをこなした。
Shit Hits the Sheds Tourの途中にはWOODSTOCK '94 が開催され、メタリカはその2日目のヘッドライナーを務めた。
そしてようやくメタリカはブラック・アルバムに続くニュー・アルバムのレコーディングに入った。

アルバム ロード 。
プロデュースはボブ・ロック、ジェイムズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒ
シングル Until It Sleeps がアルバムより先行リリースされた。
まず、アルバム ロード で使用された METALLICAロゴがこれまでと違う。
そしてメンバーの髪が短い…!
アメリカンのバンドってメンバーのひとりがある時期からハゲてしまうことがある。
例えばロブ・ハルフォード
以前から短髪だったけど、アルバム ペインキラー のときからスキンヘッドに。
一応、現在でも髪はあるらしい。
オフには髪を伸ばしているらしいが、やはりちょっぴりらしい。
スレイヤーのケリー・キング。
以前はロングヘアーだったのだけど。Seasons in the Abyssはスレイヤーにとって初のPVで、この時のケリー・キングはまだふさふさだった。
DittoheadやSerenity in Murderになるともうケリー・キングの髪はなかった…。
スマッシング・パンプキンズビリー・コーガン
アルバム サイアミーズ・ドリーム のときは普通に髪はあったのに、メロンコリーそして終りのない悲しみ の時にはすでに…。
ニコニコ大百科には 禿 という項目があって、 禿 について云々書いてあるのだが、下段に進むと関連人物として様々な人物の名前が…。
黄色人種系では江頭2:50富野由悠季孫正義田原俊彦平沢進など。
黄色人種系ではウラジーミル・プーチンショーン・コネリーブルース・ウィリスミハイル・ゴルバチョフの名前も…。
ちなみにメタリカのメンバーは短髪になっただけだから!
ハゲてはいない!

アルバム ロード の収録時間は78分59秒とCD1枚ぎりぎり。
収録時間の関係でThe Outlaw Torn は1分近く短縮されて収録された。
シングル The Memory Remains に The Outlaw Tornはフル・バージョンで収録された。
そちらでの収録時間は10分48秒。

サザン・ロックと評されたアルバム ロード。
個人的には ブラック・アルバム からちゃんとメタリカを聴きはじめたから、スラッシュメタルとかのメタリカ評を聞くと、「メタリカはそういえばスラッシュ・メタルだった…」となってしまう。
同様に「X JAPAN もそういえばメタルだった…」というのもある。
 そういう意味では例えば Until It Sleeps とかは「メタリカ以外でも聴けそうな曲…」という感想だった。

アルバム リロード 。
プロデュースはこちらもボブ・ロック、ジェイムズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒ
アルバム リロード収録曲はアルバム ロード 収録曲と同時期に作られた。
もともとアルバム ロードはダブル・アルバムにて発表するつもりだったよう。
アルバム ロード 収録曲は比較的シンプルに作られたが、アルバム リロード は時間をかけて作り込まれたという。

FUELは当時から好きだったな。

The Memory Remainsではゲスト・ヴォーカリストとしてマリアンヌ・フェイスフルが参加した。

1998年、カヴァー曲を集めたアルバム ガレージ・インク をリリース。
CD2枚組で、ディスク1には新録音のカヴァー曲11曲、ディスク2には過去にリリース済みのカヴァー曲がまとめられた。
シングル Creeping Death からの Am I Evil?  と Blitzkrieg のみクリフ・バートン在籍時のもの。

ディスチャージのカヴァー…。


ライヴ・アルバム S&M。
CD2枚組。
後にVHS・DVDが発売された。
プロデュースはボブ・ロック、ジェイムズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒマイケル・ケイメン
S&Mはシンフォニー&メタリカ の略。
1999年4月にメタリカサンフランシスコ交響楽団が共演し、マイケル・ケイメンが指揮を担当した。
マイケル・ケイメンは作曲家であり、数々の映画音楽を手掛けた人物。
ちなみに1996年のアトランタ五輪閉会式セレモニーでは布袋寅泰と共演した。
マイケル・ケイメンのアルバム ギター・コンチェルト にも布袋が参加したこともある。
マイケル・ケイメンは過去にもメタリカのアルバムのレコーディングに参加していて、ブラック・アルバムの Nothing Else Matters ではストリング・アレンジを手掛けていた。
そして、メタリカとオーケストラによる共演ライヴも、マイケル・ケイメンからメタリカに提示されたもの。
2曲の新曲 No Leaf Clover 、Minus Human も演奏された。
ライブ・アルバム S&Mは、ジェイソン・ニューステッドがメタリカに在籍した最後のアルバムとなった。

2019年には20周年を記念し、メタリカサンフランシスコ交響楽団が再び共演して、ライブ・アルバム S&M2 をリリースした。
マイケル・ケイメンは2003年に心臓発作により亡くなっていたから、指揮はマイケル・ティルソン・トーマスが担当した。
S&M2 の模様は劇場公開もされた。

メタリカは2000年にシングル I Disappear をリリース。
これはシングルと同日に発売された映画 ミッション:インポッシブル2のサントラにも収録された。

この曲は結果的にジェイソン・ニューステッドがメタリカ在籍の最後に参加した曲となった。
1986年に加入したからメタリカに在籍したのはおよそ15年。

2000年にジェイソン・ニューステッドはサイド・プロジェクト、エコーブレインを立ち上げた。
エコーブレインはメタリカのマネージメント内部でも好評だったようだが、意外にもジェイムズ・ヘットフィールドは「サイド・プロジェクトには賛成できない」「サイド・プロジェクトをやったら、その分メタリカの力が失われる」としてジェイソンのサイド・プロジェクトに反対だった。

数日後にはジェイソンは、メタリカのマネージメント内部から「エコーブレインを支援することはできなくなった」との連絡を聞くことに。
そして、2001年にジェイソン・ニューステッドはメタリカを脱退した。
ジェイソン・ニューステッドはメタリカ脱退後の2002年にエコーブレインのデビュー・アルバムをリリースした。 
ジェイソン・ニューステッドはメタリカでは陰湿なイジメとも取れる冷遇を受けたとされる。
後にメタリカのメンバーはそのことについて認め、謝罪し和解したらしい。
上で「意外にもジェイムズ・ヘットフィールドは~」と記したけど、個人的にはこういうのはラーズ・ウルリッヒが言うのだろうと思っていた。
ついでにラーズが主にジェイソンいじめをしていた、と思っていた。
ジェイムズ・ヘットフィールドもやはりジェイソンをいじめていたのか…。
カーク・ハメットいい奴というふうに聞いているけど…。
いや、カークはアニメや特撮大好きだから多分、大丈夫、と思っている。

2009年にはメタリカはロックの殿堂入りし、ジェイソン・ニューステッドはロバート・トゥルヒーヨとともにベースを弾いた。
メタリカはこの時、ジェイソン・ニューステッドを加えた5人で Master of Puppets 、Enter Sandman を演奏した。