Howard Jones について

ハワード・ジョーンズは1983年にシングル New Song でデビューした。
New Songは80年代の洋楽を対象としたベスト盤にかなり高い頻度で収録されている曲だと思う。
日本ではテレビCMに使用されたこともある。

間奏とかも印象的。
シンセやドラムマシンによって多重録音されたのは
時代的にもフィットしたと思う。
New Songがリリースされた翌1984年にはスクリッティ・ポリッティの12インチ・シングル Wood Beez、Absolute、Hypnotizeがリリースされたことを考えると、そういう時代…。

シングル New Song のあとには What Is Love?、Hide and Seek。
そしてファースト・アルバム かくれんぼ がリリースされた。

アルバム かくれんぼ。
プロデュースはルパート・ハイン、New Songのみコリン・サーストン。

1984年には来日公演が行われ、その模様は ハワード・ジョーンズ・イン・ジャパン としてビデオ化された。
初期のライブではハワード・ジョーンズがひとりで演奏し、他にはパントマイム・ダンサーがステージでパフォーマンスするというスタイルだった。

2018年に かくれんぼ スーパー・デラックス・エディションが発売された。
3CD+2DVD+アナログ盤+カセットテープという仕様。
他にもバッジやパンフレットのレプリカも収められていた。
同時に2CD+DVDという仕様でかくれんぼ デラックス・ デラックス・エディションが発売された。
ハワード・ジョーンズ・イン・ジャパン は、かくれんぼ スーパー・デラックス・エディションにDVDとして収録された。
かくれんぼ スーパー・デラックス・エディションはすぐに売り切れて廃盤となった。
2022年になって ハワード・ジョーンズ・イン・ジャパン は単独でCD+DVD仕様で発売された。
CDはオリジナルマスターテープからのリマスター音源で、ビートルズ Hey Jude のカバーも追加収録された。

セカンド・アルバム ドリーム・イントゥ・アクション。
プロデュースはルパート・ハイン。

2018年に ドリーム・イントゥ・アクション スーパー・デラックス・エディション、デラックス・エディションが発売された。
かくれんぼ のスーパー・デラックス・エディション、デラックス・エディションと同日に発売され、スーパー・デラックス・エディションは3CD+2DVD+アナログ盤、デラックス・エディションは2CD+DVDという仕様。
No One Is to Blame の再レコーディング・バージョンもこちらに収められた。

No One Is to Blame はフィル・コリンズヒュー・パジャム プロデュースで再レコーディングされてあらためてリリースされた。
個人的にはハワード・ジョーンズを聴きはじめたのは、このシングルからだったと記憶している。
シングル化されたのを当時、美少年だった私はレンタル・レコード店でレンタルした。
B面のインスト The Chase も好きだった。

ところで、No One Is to Blameはセカンド・アルバム に収録されたオリジナルの方が好き。

サード・アルバム ワン・トゥ・ワン。
プロデュースはアリフ・マーディン。
You Know I Love You... Don't You?、All I Want、Little Bit of Snowがシングル・カットされた。
個人的にはAll I Wantが好き。

当時、アルバム ワン・トゥ・ワン には No One Is to Blameの再レコーディング・ヴァージョンはこちらに収録されていた。

アルバム ワン・トゥ・ワンがリリースされて少しした頃にはJAPAN AIDというチャリティー・イベントでハワード・ジョーンズが来日。
このイベントにはハワード・ジョーンズのほか、ピーター・ガブリエル、サンディー&ザ・サンセッツ、レベッカ白井貴子ユッスー・ンドゥールジャクソン・ブラウンルー・リード、リトル・スティーブン、甲斐よしひろが出演して演奏。
ちなみにトリは甲斐よしひろ
個人的には後日、テレビで放送されていたのを録画して見た。

アルバム ワン・トゥ・ワンは、2020年にDeluxe Editionで発売された。
ちなみに 3CD+DVDという仕様。
他に2CD仕様やアナログ盤も発売された。

1993年にはベスト盤 The Best of Howard Jones がリリースされた。
全18曲を収録し、新曲としてはドナルド・フェイゲンの I.G.Y. (What a Beautiful World) のカヴァーが収められた。
このベスト盤、アルバム ワン・トゥ・ワンからは You Know I Love You... Don't You? だけで、All I Wantが収められなかったのが残念だったな。
ハワード・ジョーンズはこのベスト盤の発売を期にメジャー契約が打ち切られ、以後は主に自身のDtoxレーベルからリリースしている。

2003年にリリースされたベスト盤 The Very Best of Howard JonesはCD2枚組。
Disc1はいわゆる普通のベスト盤で、Disc2にはシングルのB面曲が収められた。
The Chaseもそこに入っていて嬉しかった。

2017年には3枚組のベスト盤 Best 1983-2017 をリリース。
CD3にはアコースティック・ライブなどがおさめられた。

個人的にはハワード・ジョーンズのアルバムは、他にもエンジェル&ラバーズ、メタモファシスなんかも持っているな…。

というわけで(?)久しぶりにトップ12を。
私が選んだハワード・ジョーンズのトップ12。

12. Revolution of My Heart

11. All I Want You

10. Everlasting Love

9. Don't Always Look at the Rain

8. What is Love?

7. Pearl in the Shell
 

6. No One Is to Blame

5. Life in One Day

4. New Song

3. Hide and Seek

2. Things Can Only Get Better

1. Conditioning

そういえば私がイケメンの高校生の頃、よく自分の
好きな曲を集めた、いわゆる俺ベストを作っていたのだけど、ほぼ必ずラストの曲として Conditioning を入れていたと思う。

それだけ Conditioning が大好き。