DEPECHE MODE について

前回取り上げたKMFDMは、ドイツ語で「大衆に情け無用」という意味らしい。
90年代には雑誌などでKMFDMを「KILL MOTHER FU×KING DEPECHE MODE」という説明を読んだ気がするのだけど。

80年代の中頃。
私は当時、関西に住んでいた。
当時はFM誌がいくつかあった。
私は週刊FMを買っていた。
二週間に一度発行される週刊FMを買って、NHK-FMの大阪やFM大阪の番組表を見てかかる曲をチェックしていた。
当時のFM番組の多くはかかる曲が決められていた。
当時はラジオでのエア・チェックはお金がない高校生にとっては必須といってよかった。
週刊FMにはカセットテープのラベルがついていた。
様々なアーティストの写真が載ったラベルがあって、そのラベルをチョキチョキとハサミで切って利用していた。
ある時は週刊FMにデペッシュ・モードの写真のラベルがあったと記憶がある。
もちろんチョキチョキとハサミで切って利用した。

私が大学生になった頃にFM802が開局した。
FM802はリアルタイムに番組でかける曲を決めていたから、FM誌の番組表とは相性が悪かった。
FM802の場合、FM誌にはただ番組表が載っているだけだった。
曲名が載っていない…。
その頃からもう気になった音楽があればCDを買うようになった。

1990年だったと思う。
何かの番組で Enjoy the Silence のPVを見た。
それを見てあっとハマってしまった。
すぐに アルバム ヴァイオレーター を購入。
冒頭の World in My Eyes を特に気に入った。
歌詞を覚えるほどに。

ちなみにシングル曲 Personal Jesus は全然好きではない。
一応、それまでにアルバム ミュージック・フォー・ザ・マスィズ は持っていて聴いていたのだけど、アルバムとしてそれほど好きではなかった。
曲では、Behind the Wheel とか好きだったけど。

ところでデペッシュ・モードの人気はアメリカでスゴかった。
私が留学した時、幾人かアメリカ人の学生と仲良くなったけど、話をすると全員に近いくらいデペッシュ・モードが好きとか聞いた記憶がある。
私は World in My Eyes の歌詞を覚えていたから、アメリカ人の学生と World in My Eyes をかけながら合唱とかしていた。
おかげで何人かは特に仲良くなれたと思う。

1993年にはアルバム ソングス・オブ・フェイス・アンド・デヴォーション をリリース。
最初のシングルの I Feel You とか全然好きでなかったけど、Walking in My Shoes や特にアルバムの In Your Room が大好き。
シングルの In Your Room は…。

このアルバムの後、アラン・ワイルダー が脱退する。
そう言えば Recoil のCD買ったことがある。
Faith Healer はまあまあ好き。
オリジナルのが好きだけど。

アルバム ウルトラ。
このアルバムは特に好きな曲とかなし。
It's No Good は曲として好きなところもあるけど、とにかく歌メロがダメ。

1998年には The Singles 86>98 をリリースしている。
アルバムではブラック・セレブレーションからウルトラまでのシングルをまとめた内容。
新曲として Only When I Lose Myself を収録している。

デペッシュ・モードはデビュー当初、サム・ビザールのコンピレーション・アルバムに曲を提供。
その後、ミュート・レコードより正式にデビュー。
数枚のシングルをリリースしたあと、アルバム ニュー・ライフ を発表。
多くのソングライティングを手掛けていたのは ヴィンス・クラーク だった。
ところが ヴィンス・クラーク はすぐに脱退してしまう。
アルバム ニュー・ライフ で2曲を手掛けていた マーティン・ゴア がその後 デペッシュ・モードのソングライター となる。
ヴィンス・クラーク は その後、ヤズー などを経て イレイジャー を結成。
アンディ・ベル との イレイジャー は 現在までも続いている。
イレイジャー を調べたら、個人的には驚くほど聴いたことがなかったことに気付いた。
アルバム コーラス とその後出たベスト盤くらいかな、持っているCDは。
シングルになった Chorus はスゴく好きな曲。