しばし布袋寅泰とは関係のない話を。
私が中学生の頃の話だ。
中学校を卒業するにあたって、担任教師へちょっとした感謝を伝えることがクラスで決まった。
何故かクラス一同で歌をうたうってことで、長渕剛の乾杯を歌うことになった。
乾杯というと酒を飲む印象があって、その時の私たちはもちろん成人にも満たないから酒を飲むわけではないが、なぜ乾杯?という違和感があったことを思い出す。
その頃の長渕剛と言えば、個人的にはドラマ 家族ゲームの印象が強かった。
ちなみに、松田優作・主演、森田芳光・監督による映画版の家族ゲームは個人的にとても好きな映画。
私が高校生の頃は、長渕剛の ろくなもんじゃねえ がやたら流れる文化祭を経験した。
各クラスの模擬店でかかる曲が何故か♪ぴいぴいぴいぴいぴいぴい~ばかりという感じで。
そのせいだろうか?
私は自分の高校時代を思い出すとき、脳内では♪ぴいぴいぴい~ってのが概ね再生される。
その同時代に、BOØWYは流行していたはずなのだけど。
BOØWYをはじめて聴いたのはGIGS JUST A HERO TOUR 1986。
友人からカセットテープを借りて聴いた。
その友人もそのテープを他の人から録ってもらったらしい。
その時はただ、ふーんと思って聴いていたのだけど、アルバム BEAT EMOTION がリリースされて、はじめてきちんとBOØWYを聴いた。
BOØWYってビート・バンドだと思っていたけど、意外にもけっこうキーボードの音が入っていて驚いた。
アルバム BEAT EMOTION にはホッピー神山や松武秀樹が参加していて。
TM NETWORKみたいにピコピコではないけど、ポップで聴きやすいバンドという印象だった。
その後、他のアルバムも耳にする機会があった。
そして、そのうちにBOØWYは解散してしまうわけだ。
個人的にはBOØWYで一番好きな曲はDancing In The Pleasure Landなんだけど、ベスト盤とかに収録されていないよね?
なぜなんだろうか?
氷室京介がソロ・デビューして、シングル ANGELとかアルバム FLOWERS for ALGERNON をふーんと耳にしていたら、すぐあとには布袋寅泰がアルバム GUITARHYTHMでソロ・デビュー。
アルバム GUITARHYTHM はホッピー神山が参加していたので気にはなっていた。
そうしたら、HITSという深夜放送のテレビ番組で布袋寅泰が特集された。
布袋寅泰の初ソロ・ライブ GUITARHYTHM LIVEから何曲かをオンエアして、私はこれをビデオに撮って何度も繰り返して見た。
ライブではホッピー神山はもちろん、土屋昌巳、スティーブ衛藤が参加していてめちゃくちゃかっこよくて。
そしてすぐにアルバム GUITARHYTHM を購入して聴くことになる。
その年の年末、年明けて年始の二週間ほど、神社で交通整理のアルバイトをしたのだけど、その行き帰りにはずっとヘッドホン・ステレオでアルバム GUITARHYTHMを聴いていた記憶がある。
本当に好きで何度繰り返して聴いただろうか。
ところでGUITARHYTHM LIVE、全編はいつDVDやBlu-rayになるのだろう?
あのライブ目当てでDVD HOTEI LIVE JUKEBOXとか8 BEATのシルエット(CD+DVD)とかも買ったんだけど、数曲しか映像にはなっていない。
山下久美子が出てるから?
山下久美子のところはカットでいいし、映像に問題あるなら音声だけでもGUITARHYTHM LIVEを是非商品化して欲しいと今でも思っている。
アルバム GUITARHYTHMは、ほぼ全曲が好き。
カバー曲のC’MON EVERYBODYはジグ・ジグ・スパトニックな感じだけど
特にMATERIALS、DANCING WITH THE MOONLIGHT、CLIMB、GUITARHYTHMが好き。
アルバム GUITARHYTHMは2000年と2008年に出た再発盤(リマスター盤)も購入したくらい。
アルバム GUITARHYTHM のあとに出たCOMPLEXのファースト・アルバムもけっこう好きで楽しめたのだけど、コンプレックスの2枚目やGUITARHYTHM IIになるとあまり楽しめなくて。
もしかしてCOMPLEXのファースト・アルバムにはホッピー神山がいて、COMPLEXのセカンド・アルバムやGUITARHYTHM IIにはホッピー神山が不在だったから?とか思っているのだけど。
GUITARHYTHM IIはBEAT EMOTION、PRISONER、DEVIL'S SUGARくらいかな、好きな曲は。
その後も布袋寅泰にはスリルやpoison、SUPERSONIC GERERATION、ももクロへの提供曲とかいろいろ楽しませてもらったけど、最初のアルバム GUITARHYTHM ほどスゲーと思える作品はなかった。
ところで。
布袋寅泰について書こうと思ったのはつい最近、布袋寅泰のソロでのアルバムの人気投票みたいなネット記事でファースト・アルバム GUITARHYTHM が1位だったのを見て。
ほら、「最新の布袋が最高の布袋」とかいう標語?みたいのがあるじゃん。
個人的には、最初のGUITARHYTHMは良かったけど、その後は…とかずっと思っていた。
そしたら、他の多くの人もやっぱ最初のGUITARHYTHMが一番いいと思ってたようで。
おかげで安心してここまで書けたわ。