My Bloody Valentine について

gマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン
いわゆるマイブラ
海外ではMBVと略される。

マイブラは1983年にダブリンにて結成された。
バンド名はオリジナル・メンバーで、当時のヴォーカリストだったデイヴ・コンウェイにより命名された。 
g
当時のマイブラのメンバーは、

・デイヴ・コンウェイ ヴォーカル
ケヴィン・シールズ ギター
・コルム・オキーソーグ ドラム

マイブラは当初のヴォーカルは男だったわけだ。
その後はキーボード、ベースのメンバーが加入したが、ケヴィン・シールズ、コルム・オキーソーグ以外はいずれも短期間で脱退している。

1985年にデビー・グッギが、1987年にビリンダ・ブッチャーが加入した。
以降のマイブラのメンバーは、

ケヴィン・シールズ ギター
・ビリンダ・ブッチャー ヴォーカル、ギター
・デビー・グッギ ベース
・コルム・オキーソーグ ドラム

マイブラは1988年にクリエイション・レコーズに移籍した。

インディレーベル クリエイション・レコーズは1984年に設立された。
アラン・マッギーが銀行からの1000ポンドの融資で設立した。
クリエイションは初期にはジーザス&メリーチェインのデビュー曲Upside Downで名を馳せた。
もっともジザメリはこのシングル1枚きりで移籍してしまうのだけど。
クリエイション・レコーズはジザメリで語られることも多く、クリエイションやアラン・マッギーを描いた映画が作られた際も必ずジザメリのUpside Downが使用されるもの。
オアシスはまさにアラン・マッギーがライヴで見いだしたその場で契約を申し出てクリエイションと契約したバンド。
もっともオアシスはデビュー初期はともかく、以降はクリエイションに在籍したバンドという印象はほぼないのだけど。
時期的に1992年にクリエイションは株式の半分をソニーに譲渡し、1999年にはすべての株式はソニーに売却している。
個人的にはクリエイションのアーティストのほとんどのCDは日本盤を買っていたから、そもそもクリエイションがインディレーベルというのもほぼ忘れていた。
クリエイションで輸入盤で持っているのはビフ・バン・パウ!のコンピくらいじゃなかろうか?

クリエイションは2000年にレーベルを閉鎖した。

アラン・マッギーは学生の頃よりボビー・ギレスビーとつるんでいたし、プライマル・スクリームのデビュー曲 All Fall Down から2000年のアルバム エクスターミネーター までクリエイションからリリースされた。
なお、エクスターミネーターはクリエイションがリリースした最後の作品。
クリエイションというとティーンエイジ・ファンクラブマイブラパステルズ、The House of Love、Ride、SlowdiveSwervedriverなども。
クリエイション・レコーズは映画の題材ともなり、
2010年にはアップサイド・ダウン: クリエイションレコーズ・ストーリー、2021年には クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男 が公開された。
あと、書籍の クリエイション・レコーズ物語 も何度も読み返したなー。

アルバム ラヴレスにはおよそ2年もの制作期間を要し、制作費が25万ポンドもかかったことからクリエイション・レコーズは倒産寸前とまでなった。
(ケヴィン・シールズはこの倒産話を否定しているが。)
アラン・マッギーはマイブラから届けられた曲のタイトルは、悪意に満ちたものとしか思えなかったらしい。

なお、クリエイション・レコーズ以前にリリースされたマイブラの作品は公式にはなかったものとされていると思う。

ミニ・アルバム
This Is Your Bloody Valentine

1985年1月リリース。
全7曲。

全曲、作詞・作曲 ケヴィン・シールズ、デイヴ・コンウェイ、コルム・オキーソーグ。

A1. Forever and Again
A2. Homelovin' Guy
A3. Don't Cramp My Style
A4. Tiger in My Tank
B1. The LogGhgGgggIigg%gGhiGgiggiggghGgggve Gang
B2. Inferno
B3. The Last Supper

メンバーi
・デイヴ・コンウェイ iggMihemories ofgig GUMI 2009-2013 feat.Megpoid 上巻[プレミアム盤]
ケヴィン・シールズ ギター
・コルム・オキーソーグ ドラム
・ティナ・ダーキン キーボード

ライヴ・アルバム
Man You Love to Hate – Live

1985年リリース。
カセットテープで発売された。
1985年3月9日、西ドイツ、ベルリンのSputnik-Kinoにて録音。
全8曲。
This Is Your Bloody Valentineの4曲と未発表曲4曲が演奏された。
未発表曲4曲の作詞者・作曲者については不明。

・Scavengers
・The Devil Made Me Do It
・The Man You Love to Hate
・A Town Called Bastard 

A1. Scavengers
A2. The Devil Made Me Do It
A3. The Love Gang
A4. Inferno
B1. The Man You Love to Hate 
B2. Homelovin' Guy
B3. A Town Called Bastard 
B4. Tiger in Myg Tank

1985年4月のオーディションを経てデビー・グッギがマイブラに加入した。

メンバー11‘
11・デイヴ・コンウェイ ヴォーカル
ケヴィン・シールズ ギター
・コルム・オキーソーグ ドラム
・デビー・グッギ ベース

EP
Geek!   

1985年12月リリース。
作詞 デイヴ・コンウェイ
作曲 ケヴィン・シールズ

A1. No Place to Go
A2. Moonlight
B1. Love Machine
B2. The Sandman Never Sleeps

シングル
No Place to Go

1985年12月リリース。
作詞・作曲  ケヴィン・シールズ、デイヴ・コンウェイ

A. No Place to Go
B. Moonlightg

EP
The New Record by My Bloody Valentine

1986年9月リリース。
UKのインディチャート22位を記録。

作詞・作曲  ケヴィン・シールズ、デイヴ・コンウェイ
By the Danger in Your Eyes のみ 作詞・作曲 ケヴィン・シールズ、コルム・オキーソーグ

A1. Lovelee Sweet Darlene
A2. By the Danger in Your Eyes
B1. On Another Rainy Saturday
B2. We're So Beautiful

シングル
Sunny Sundae Smile

1987年2月リリース。
全曲の作詞・作曲  ケヴィン・シールズ、デイヴ・コンウェイ

7インチシングル
A. Sunny Sundae Smile
B. Paint a Rainbow

12インチ・シングル
A1. Sunny Sundae Smile
A2. Paint a Rainbow
B1. Kiss the Eclipse
B2. Sylvie's Head

1987年4月、ビリンダ・ブッチャーがマイブラに加入した。

12インチシングル
Strawberry Wine

1987年11月リリース。

A. Strawberry Wine
B1. Never Say Goodbye
B2. Can I Touch You

Never Say Goodbyeは作詞 ケヴィン・シールズ、デビー・グッギ 、作曲 ケヴィン・シールズ、コルム・オキーソーグ。
他は作詞・作曲 ケヴィン・シールズ

EP 
Ecstasy

1987年11月リリース。
全7曲。
3000枚が限定盤として発売された。
3ヶ月で売り切れたという。
UKのインディチャート12位を記録。

The Things I Missの作詞・作曲 ケヴィン・シールズ、コルム・オキーソーグ
Clair、(Please) Lose Yourself in Meは作詞 ケヴィン・シールズ、コルム・オキーソーグ、作曲 ケヴィン・シールズ
他は作詞・作曲 ケヴィン・シールズ

A1. She Loves You No Less
A2. The Things I Miss
A3. I Don't Need You
A4. (You're) Safe in Your Sleep (From This Girl)
B1. Clair
B2. You've Got Nothing
B3. (Please) Lose Yourself in Me
   
1989年2月にシングル Strawberry Wine と EP Ecstasy の収録曲をくっつけたコンピ Ecstasy and Wine が発売された。
UKのインディアルバムチャート2位を記録した。

1988年、マイブラはクリエイション・レコーズに移籍した。

シングル / EP
You Made Me Realise

1988年8月リリース。
シングルとEPが発売された。
シングルは1000枚限定。

A. You Made Me Realise
B. Slow

EP
1. You Made Me Realise
2. Slow
3. Thorn
4. Cigarette in Your Be
5. Drive It All Over Me

Drive It All Over Meは作詞・作曲 ケヴィン・シールズ、ビリンダ・ブッチャー、コルム・オキーソーグ。
他の全曲は作詞・作曲 ケヴィン・シールズ

2012年にEP's 1988–1991が発売された。
You Made Me Realise EPの全曲が収録された。

1990年4月にYou Made Me RealiseとFeed Me with Your KissをまとめたCDが発売された。
全6曲。

1. You Made Me Realise
2. Slow
3. Cigarette in Your Bed
4. Feed Me with Your Kiss
5. Emptiness Inside
6. I Need No Trust

シングル / EP
Feed Me with Your Kiss

1988年10月リリース。
シングルとEPが発売された。
シングルは1000枚限定。

シングル
A. Feed Me with Your Kiss
B. I Believe

EP
1. Feed Me with Your Kiss
2. I Believe
3. Emptiness Inside
4. I Need No Trust

全曲、作詞・作曲 ケヴィン・シールズ

2012年にEP's 1988–1991が発売された。
Feed Me with Your Kiss EPの全曲が収録された。

1990年4月にYou Made Me RealiseとFeed Me with Your KissをまとめたCDがリリースされた。
全6曲。

1. You Made Me Realise
2. Slow
3. Cigarette in Your Bed
4. Feed Me with Your Kiss
5. Emptiness Inside
6. I Need No Trust

アルバム
イズント・エニシング
Isn’t Anything

1988年11月リリース。
全12曲。
初回限定盤5000セットには7インチ・シングル付き。
その7インチ・シングルにはケヴィン・シールズ作曲のInstrumental No 1とInstrumental No 2が収録されていた。
この2曲はEP's 1988–1991のディスク2で聴ける。

Soft as Snow (But Warm Inside)

]

2012年にはリマスター盤が発売された。
ケヴィン・シールズ立ち会いのもとでリマスターされた。

1989年、Pacificとのスプリットシングルをリリースした。
A面にマイブラのSugar、B面にPacificのDecember, with the Dayが収録された。

シングル / EP
Glider
 
1990年4月リリース。

全曲、作詞・作曲 ケヴィン・シールズ

soon

シングル
A Soon
B Glider

12インチシングル
A1. Soon
A2. Glider
B1. Don't Ask Why
B2. Off Your Face  

Off Your Face  のみ作詞・作曲 ビリンダ・ブッチャー、ケヴィン・シールズ
他の全曲は作詞・作曲 ケヴィン・シールズ
 
2012年にEP's 1988–1991が発売された。
Glider EPの全曲が収録された。

アルバム
ラブレス
Loveless

1991年11月リリース。
アルバム ラブレス はほとんどケヴィン・シールズのみでつくられた。
クリエイションからはアルバムのリリースに向けて執拗の催促があった、とされる。
ケヴィン・シールズはアラン・マッギーへの不信感を募らせていった。
クリエイション・レコーズ物語によればクリエイションからアルバムのリリースの催促に対しては Soon
 を先行してシングルに、「アルバムはまだか?」という問いに対しては To Here Knows When というタイトルの曲を、そしてアルバムのタイトルは (クリエイションのマイブラへの対応にたいして) Loveless とした…。

Touchedのみコルム・オキーソーグ作曲 のインスト。
ほかの全曲の作曲はケヴィン・シールズによる。

Only Shallow と Loomer 、Blown a Wish は作詞 ビリンダ・ブッチャー。
To Here Knows Whenは作詞 ビリンダ・ブッチャー、ケヴィン・シールズ
他の作詞 はケヴィン・シールズ

Only Shallow

loomer

when you sleep

]

sometimes

]

2012年にはリマスター盤が発売された。
2枚組CD。
CD1はオリジナル・テープを使用、CD2はハーフ・インチ・アナログ・テープを使用。
それぞれケヴィン・シールズの立ち会いのもとでリマスターされた。

1991年11月、マイブラは初来日公演を行った。
全5公演。
11月22日・23日に川崎クラブチッタ公演。
23日は2回公演で、昼の部として16時から、夜の部は19時から行われた。
11月24日 名古屋 CLUB QUATTRO
11月25日 心斎橋 CLUB QUATTRO

シングル / EP
Tremolo

1991年2月リリース。

To Here Knows When

Swallow

シングル
A To Here Knows When
B Swallow

EP
A1 To Here Knows When (plus instrumental coda)
A2. Swallow (plus instrumental coda)
B1 Honey Power (plus coda)
B2 Moon Song  

To Here Knows When、Honey Powerは作詞・作曲 ケヴィン・シールズ、ビリンダ・ブッチャー。
他は作詞・作曲 ケヴィン・シールズ
 
2012年にEP's 1988–1991が発売された。
Tremolo EPの全曲が収録された。

1992年12月、マイブラアイランド・レコードと契約。
250,000ポンドの契約といわれていた。

1993年、マイブラルイ・アームストロングのWe Have All the Time in the Worldのカヴァー をPeace Togetherに提供した。

1996年、Offbeat: A Red Hot Soundtrip が発売された。
マイブラは2曲を提供した。
Incidental Oneは1分に満たない曲でマーク・アイツェルの語り合がフィーチャーされた。
Incidental PeaceはIncidental OneをSkylabがリミックスしたもの。

1996年、マイブラはワイヤーのMap Ref. 41°N 93°Wのカヴァーをワイヤーのトリビュート・アルバム Whore: Tribute to Wire に提供した。

1998年~2007年後半までマイブラの活動は一切なく、すでに解散したと思われていた。

1998年、プライマル・スクリームのシングル  If They Move, Kill 'Em がリリースされた。
もともとは1997年のプライマル・スクリームのアルバム Vanishing Point に収録された曲だが、シングルはケヴィン・シールズがミックスした。
If They Move Kill 'Em (My Bloody Valentine Arkestra)と題された。
2000年のプライマル・スクリームのアルバム エクスターミネーター にも MBV Arkestra (If They Move Kill 'Em) として収録された。

2000年のプライマル・スクリームのアルバム エクスターミネーター でもケヴィン・シールズはExterminator でギターを弾いた。
他にもAcceleratorをミックス、Shoot Speed/Kill Night をプロデュースした。

2003年、ケヴィン・シールズはブライアン・レイツェルと共にソフィア・コッポラ監督の映画 ロスト・イン・トランスレーション のサントラを担当。

ケヴィン・シールズは以下の4曲を作曲した。
City Girl
Goodbye
Ikeban
Are You Awake?
    
アルバム loveless の Sometimes もサントラに収録された。

City GirlはジザメリのJust Like Honeyカップリングに7インチ・シングルでもリリースされた。

ケヴィン・シールズプライマル・スクリームのツアー・メンバーとして参加した。

2002年にはプライマル・スクリームのアルバム イーヴル・ヒート がリリースされた。
ケヴィン・シールズが6曲に参加し、5曲をプロデュースした。

2003年7月に日本のみで発売された ライヴ・イン・ジャパン 。
ケヴィン・シールズがギタリストとして参加し、このライヴ盤のミックスも手掛けた。

パティ・スミス&ケヴィン・シールズは、2005年6月22日と2006年9月12日にロンドン、クイーン・エリザベス・ホールにて公演を行った。
1989年3月に亡くなった写真家ロバート・メイプルソープに捧げたパティ・スミスの朗読に、ケヴィン・シールズのノイズギターが幾重にも重ねられた。
この公演の模様は2008年7月にリリースされた。

2007年にマイブラのメンバー4人が再結集していた。
2008年、マイブラ再始動し、ツアーを行った。
ツアーは6月13日・14日、ロンドンICA(Institute of Contemporary Arts / 現代美術館)より開始され、続くロンドン、ラウンドハウスでは6月20日~24日と5日間連続で行われた。
そのすぐ後には来日し、フジロックフェスティバル00の初日で大トリを務めた。

My Bloody Valentine
Tour Statistics
ロンドン、Roundhouse
2008年7月24日

1. Only Shallow
2. When You Sleep
3. (When You Wake) You're Still in a Dream
4. You Never Should
5. Cigarette in Your Bed
6. Come in Alone
7. Only Shallow
8. Thorn
9. Nothing Much to Lose
10. To Here Knows When
11. Blown a Wish
12. Slow
13. Soon
14. Feed Me With Your Kiss
15. Sueisfine
16. You Made Me Realise

My Bloody Valentine
FUJI ROCK FESTIVAL 08
グリーンステージ
2008年7月25日

1. I Only Said
2. When You Sleep
3. You Never Should
4. Cigarette In Your Bed
5. Only Shallow
6. Nothing Much To Lose
7. Come In Alone
8. Thorn
9. To Here Knows When
10. Slow
11. Soon
12. Feed Me With Your Kiss
13. You Made Me Realise

2008年7月、パティ・スミス&ケヴィン・シールズ ライヴ盤 ザ・コーラル・シー がリリースされた。
CD2枚組。
2005年6月22日と2006年9月12日にロンドン、クイーン・エリザベス・ホールにて行われた公演を収録。
ミックスはケヴィン・シールズ

2011年、プライマル・スクリームのアルバム スクリーマデリカ の20th Anniversary Limited Collector's Editionが発売された。
アルバム スクリーマデリカをリマスターした4CD+DVD+2LP+ブックレット+各シングルのアートプリント+ツアーTシャツ(レプリカ)+ターンテーブル用スリップマットを封入したボックスセット。
ケヴィン・シールズはバンドと共にリマスタリング作業を担当した。

このボックスセットの日本盤は発売されず、3CD+DVD+ブックレットのスクリーマデリカ (20周年アニヴァーサリー・ジャパン・エディション) が発売された。

2012年にはアルバム イズント・エニシングとラヴレスのリマスター盤が発売された。
ラヴレスはCD2枚組。
オリジナル1/2インチ・アナログ・テープからのマスターとオリジナル・テープからのリマスターと2種類を収録した。
同時にシングル&未発表曲コレクション EP’s1988-1991 がリリースされた。

コンピレーションアルバム
EP's 1988–1991

2012年5月リリース。
CD2枚組・全24曲。
You Made Me Realise、Feed Me with Your Kiss、Glider、Tremolo 以上のEPの全曲、アルバム Isn't Anything 初回盤付属した7インチ・シングル、Glider E.P. Remixesの1曲、Pacificとのスプリット・シングルのマイブラ曲、さらに3曲の未発表曲が収録された。

2004年にはリマスタード EP'sとして日本のみで発売されるとして収録曲の内容も告知されたことがあった。

2013年。
マイブラはまさに22年ぶりとなるニュー・アルバムをリリースした。
そしてこの年のマイブラは3回、来日した。 
1度は単独でのツアー、2度目はフジロックフェスティバル出演のため、3度目はDOMMUNEで独自のサウンドシステムでの演奏のため。

アルバム
m  b  v

2013年2月リリース。
1995年にデビー・グッギ、コルム・オキーソーグが、1998年にビリンダ・ブッチャーがバンドを脱退。
ケヴィン・シールズは1997年時点でアルバムのセッションの半分は完了し翌1998年にニュー・アルバムをリリースできるとしていた。
2006年にケヴィン・シールズはアルバム制作を再開。
1996年~1997年に制作された楽曲にさらに演奏を付け足し、2007年にはマイブラが再結成された。
その後はバンドの作業を続け2011年~2012年にはベース・ドラム・ヴォーカルをオーバーダビングし、2012年12月にマスタリング作業をした。

Only Tomorrow
 

Who Sees You

If I Am

New You

2013年2月にはマイブラが単独で来日。
マイブラの日本での単独ライブは1991年以来となる。
全5公演。
2月5日・6日になんばHATCH、2月7日・8日・10日に新木場STUDIO COAST
すでにロンドンのツアーからは新曲 New You が演奏されていて、来日公演でもプレイされた。
以降、マイブラ公演の入場者には会場入口で耳栓が配られた。

My Bloody Valentine
Japan Tour 2013
新木場STUDIO COAST 
2013年2月10日

1. I Only Said
2. When You Sleep
3. New You
4. You Never should
5. Honey Power
6. Cigarette In You Bed
7. Come In Alone
8. Only Shallow
9. Thorn
10. Nothing Much To Lose
11. To Here Knows When
12. Slow
13. Soon
14. Feed Me With Your Kiss
15. You Made Me Realize

My Bloody Valentine
FUJI ROCK FESTIVAL 13
グリーンステージ
2013年7月25日

1. I Only Said 
2. When You Sleep 
3. New You
4. You Never Should 
5. Only Tomorrow 
6. Come In Alone
7. Only Shallow 
8. To Here Knows When 
9. Wonder 2
10. Soon 
11. Feed Me With Your Kiss 
12. You Made Me Realise

2013年5月、プライマル・スクリームのアルバム モア・ライト がリリースされた。
2013 でケヴィン・シールズはギターで参加した。
なお、制作中にはボビー・ギレスビーはケヴィン・シールズにミックスもいくつかやって欲しい、と公にコメントしていた。
時期的にアルバム m  b  v の制作も重なっていてケヴィン・シールズ としてはミックスまでする時間がなかったかもしれない。

2013年9月30日にはDOMMUNELIVE PREMIUM my bloody valentine World Premium Live NEW TRACKS with 相対性理論が行われた。
このライヴには独自のサウンドシステムが構築され、マイブラのライヴを極上の音質で体験する機会となった。
相対的理論の演奏のあとに30分休暇を挟んでからマイブラが演奏した。

My Bloody Valentine
DOMMUNELIVE PREMIUM my bloody valentine  World Premium Live NEW TRACKS with 相対性理論
東京国際フォーラムホールA
2013年9月30日

1. Sometimes
2. I Only Said
3. When You Sleep
4. You Never Should
5. Honey Power
6. Cigarette In Your Bed
7. Only Tomorrow
8. Come In Alone
9. Only Shadow
10. Thorn
11. Nothing much to lose
12. Who Sees You
13. To Here Knows When
14. Wonder 2
15. Feed Me With Your Kiss
16. You Made Me Realise

2018年4月、ブライアン・イーノケヴィン・シールズの12インチシングル The Weight Of History / Only Once Away My Son がレコードストアデイでリリースされた。
The Weight Of History は8分53秒、Only Once Away My Son は9分10秒の曲。
2017年10月にOnly Once Away My Sonは公開されていた。

2018年、5年ぶりとなるマイブラの来日公演。
8月15日に豊洲PIT、8月17日にはソニックマニアに出演した。

My Bloody Valentine
豊洲PIT
2018年8月15日

1. I Only Said
2. When You Sleep
3. New You
4. (New Song)
5. You Never Should
6. Honey Power
7. (New Song)
8. Cigarette In Your Bed
9. Only Tomorrow
10. Only Shallow
11. What You Want
12. Nothing Much To Lose
13. Who Sees You
14. To Here Knows When
15. Slow
16. Soon
17. Wonder 2
18. Feed Me With Your Kiss
19. You Made Me Realise

2021年、マイブラはDomino Recordingに移籍。
イズント・エニシング、ラヴレス、EP’s 1988‒1991、mbvの旧作4タイトルはSpotifyなどでストリーミングに解禁され、5月21日にはCDやアナログ盤が日本でも再リリースされた。