PRIMAL SCREAM について

プライマル・スクリーム について初めて聴いた記憶を思い起こす。
確か スクリーマデリカ のリリース当時とかだろう。
あれ?
1991年あるいは1992年にプライマル・スクリームを聴いた記憶が全くない。
マイブラなんか、ラヴレス リリース当時にCD店で売られていた光景を思い出せるというのに。
と言っても、たんに敷板にラヴレス1枚置いていただけだったけど。

プライマル・スクリームをはじめて聴いたのはどうもアルバム ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ かららしい。
シングル Rocksを聴いて。

このアルバム ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップは日本ではけっこう売れていたと記憶している。
本国イギリスではその前作のスクリーマデリカより売れなかったらしいけど。
同作は当時、所属レーベルのクリエイションの総帥、アラン・マッギーが難色を示して、一部リミックスした上でリリースにこじつけたのだけど、2018年になってオリジナルのミックスが ギヴ・アウト・バット・ドント・ギブ・アップ ーオリジナル・メンフィス・レコーディングー としてリリースされた。
ところで、KMFDMがアルバムを作ったときも、WAX TRAXレーベルに拒否されたので作り直した後、それはアルバム マネー となってリリースされた。
KMFDMは近年、ネット上でアルバム マネーになる前のバージョンを公開したけど、アルバム マネーとだいぶ違う!
アルバム マネーは正式にリリースするために半分の曲を新たに曲を作り直したし。
アルバム ギヴ・アウト・バット・ドント・ギブ・アップ はそれと比べるとあんまり変わっていないと感じる。
確かにまあ違うようなのだけど。

アルバム ギヴ・アウト・バット・ドント・ギブ・アップ は、冒頭の三曲のJailbird、Rocks、Cry Myself Blindが好き。

アルバム バニシング・ポイント
シングルにもなったKowalskiがまあまあ好き。

アルバム全体ではほとんど記憶にない。
If They Move, Kill 'Emとか輸入盤のCDシングルとかも買ったのに。
そのCDシングルのジャケットにはカタカナで プライマル・スクリーム って記されていた。
このCDシングルはケヴィン・シールズがリミックスしていて、この音源は後にアルバム エクスターミネーター にも収録されている。
エイドリアン・シャーウッドがダブ・リミックスしたアルバム エコー・デック も買った。
輸入盤の少し小さい紙ジャケみたいなのだった。

アルバム エクスターミネーター
クリエイション・レコーズが閉鎖されたので、プライマルズのクリエイションでの最終作となった。
シングルのSwastika Eyesが好き。

あとKill All Hippies、Accelerator、Shoot Speed/Kill Lightも好き。

アルバム イーヴル・ヒート。
冒頭の Deep Hit of Morning Sun が圧倒的に好き。

他にもシングルになったMiss Lucifer(CDシングルでも買った。)、キーボードのマーティン・ダフィがボーカルのSpace Blues #2も好き。

アルバム イーヴル・ヒート リリース前年のサマーソニックでは、(当時は)新曲として2曲が披露されていて、それをブートレッグでよく聴いていた。
後にその2曲は改題されてイーヴル・ヒートに収録されたのだけど、そのうちの一曲 Rise は、サマーソニック時の
Bomb The Pentagon のが圧倒的に好き。
めちゃくちゃカッコ良かったのに、どうしてアルバム収録時にアレンジを変えてしまったのだろう?
今でもサマソニの Bomb The Pentagon はYouTubeで見れるはず。

ところで次のアルバム ライオット・シティ・ブルース が出たときに雑誌にいろいろ書かれていた。
その時に見たのにびっくりしたのは、アルバム イーヴル・ヒートが発売時には英国の雑誌などで低い評価をされていたとか記されていたこと。
個人的には イーヴル・ヒート は割と好きなアルバムだったのでスゴく驚いた。

ライブアルバム Live in Japan。
この日本だけで発売されたライブ盤。
マニ、ケヴィン・シールズがメンバーとしていたときのライブ盤ですよ。
ところで個人的にはメンバーではマーティン・ダフィがわりと好き。
彼は正式メンバーとなる以前からずっとプライマル・スクリームにいたし。

ベストアルバム ダーティ・ヒッツ。
スクリーマデリカ 以降のシングル曲を中心にまとめたベスト盤。
日本盤はDVD付きで、海外盤はリミックス盤との2枚組CDでも発売されていた。
もちろん両方とも購入している。

編集盤 シュート・スピード(モア・ダーティー・ヒッツ)。
これも日本だけで発売された。
いわゆる裏ベスト盤。
初期の曲とか、シングルBサイド、リミックス、カヴァー曲とか入っていてわりと便利。
All Fall Down とかも収録されていた。

プライマル・スクリームはわりと好きなバンド。

ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ
バニシング・ポイント
エクスターミネーター
イーヴル・ヒート
ライオット・シティ・ブルース

以上のアルバムが、
・日本独自企画盤
・世界初紙ジャケット
・世界初デジタル・リマスタリング
・世界初2CD仕様
という仕様にて再発されたので、すべて購入してしまった。
はじめは スクリーマデリカ もこの仕様で再発されるという話だったのだけど、なぜかラインナップからは消えた。
おそらく当時、本国の英国では スクリーマデリカ のボックスがリリースされる予定があったからかも知れない。
スクリーマデリカのボックスはCD4枚+アナログ盤2枚+DVDという仕様。
CD4枚はDisc-1がオリジナル・アルバムのリマスター、Disc-2が1992年のライヴ盤 Live in L.A.、Disc-3がリミックスなどを収録、Disc-4はThe Dixie Narco EP。
DVDはドキュメント The Making of Screamadelica。
さらに50ページのブックレット、各シングルのアートプリント、当時のツアーTシャツ(Lサイズ)のレプリカ、ターンテーブル用スリップマットなどが封入されていた。
個人的にはその輸入盤 スクリーマデリカ のボックスをのちにタ⚪ーレコード⚪⚪店で買った。

ちなみにタ⚪ーレコード⚪⚪店ではその日、店員が店の倉庫にあったのか次々といろいろな輸入盤ボックスセットを比較的安値、つまりセール価格で売場に投入していたのを見た。
私はたまたまタイミングよくその場にいたのだ。
私も他にはスプリングスティーンの 闇に吠える街〜ザ・プロミス:ザ・ダークネス・オン・ジ・エッジ・オブ・タウン・ストーリー の輸入ボックスやビートルズの輸入アナログ・レコードのボックスとか買った。
流石に持って帰れる量ではなかったので、送ってもらったので送料が掛かったのだけど、え、と思うくらいその送料が安かった。
おそらくタ⚪ーレコードと運送会社の契約価格で、顧客が送って、となったときに適用されたのだろう。
CDとか通販以外で送ってもらった唯一の経験だと思う。
あ、つい思い出話が長くなってしまった。