坂本龍一 について

昔、テレビで日曜日の朝7時とか8時くらいに、その時上映中の映画の予告編をまとめたような番組があったと思う。
15分くらいで。
まあ、番組というかCMだよね、いろんな映画館まとめての。
映画の予告編はスゴく好きだった。
アマデウスの予告編とかすごく印象的で好きだったな。
そしてその時は戦場のメリークリスマスの予告を見ていた。
いわゆる戦メリが流れるなか、ビートたけしの「メリークリスマス、メリークリスマス。ミスターローレンス」が印象的で。
まさかあのシーンが映画のラストシーンだったとは思わなかった…。
あと当時は知らなかったけど、デヴィッド・ボウイが出演していたのはスゴいよね。
今思えば戦メリの予告編を繰り返し見て坂本龍一の音楽を楽しんでいたんだな。
あと、私が高校生のときには坂本龍一が音楽を担当したアニメ映画 オネアミスの翼が公開された。
中学時代の友人と見にいったな。
当時はGAINAXというのもよく知らなかった。

と言うことで、坂本龍一
個人的には、細野晴臣omni Sight Seeing を聴いてしばらくしてから興味を持った。
ちょうどアルバム BEAUTY がリリースされてしばらくしてから。
BEAUTY は、CMで アンドゥ が使われていたこともあり(アンドゥはアルバム BEAUTY ではボーカルが入って AMORE という曲になった)、非常に印象深い作品。
CALLING FROM TOKYO 、A PILE OF TIME 、ROMANCE 、ちんさぐの花、ADAGIOが好き。

後にアルバム BEAUTYは米国盤がリリースされた。
米国盤にはYOU DO ME が追加されて、ADAGIO がカットされていた。
アルバム BEAUTY は半分くらいカバー曲なんだけど、個人的には割と好きなアルバム。
当時、ちょっと訳ありなんだけど、ソニーのDATウォークマンを買って応募すると貰えたというDATテープ BEAUTY REMIXを持ってる。
未だに聴いたことはないのだけど。
いまDATとかどうやって聴くのだろう?

ラストエンペラーの音楽は坂本龍一トーキング・ヘッズデヴィッド・バーン、蘇聡(スー・ツォン)が担当。
サントラは1988年1月に発売された。
CDでは全18曲を収録。
LPでいえば片面が坂本龍一、もう片面がデヴィッド・バーン5曲、蘇聡(スー・ツォン)1曲、あと3曲という構成。
フェアライト・プログラミングとして、ハンス・ジマーが参加した。

個人的にはすでに発売されていたラストエンペラーのサントラとライブ・アルバム ブレイング・ジ・オーケストラ を購入した。
ライブ・アルバム ブレイング・ジ・オーケストラは
Sakamoto Plays Sakamoto
ライブ・アルバム ブレイング・ジ・オーケストラ は1988年12月に発売された。
CD3枚組(CD+8cmCD2枚)のボックスで、ボックスには小石(?)か何か入っているらしく振るとザァーザァー音がする。
プレイング・ジ・オーケストラは1988年4月にNHKホールで行われた Sakamoto Plays Sakamoto を録音したもの。
指揮・大友直人、東京交響楽団・演奏。
教授が譜面を書き、当日はピアノを弾いた。
小林武史もキーボードを弾いていたという。
CD(Disc1)と8cmCD2枚(Disc2とDisc3)という仕様。
Disc3はボックスの箱の上ぶたに貼り付けるような仕様だった。
Disc1がラスト・エンペラー、Disc2は戦場のメリークリスマスからとあと数曲、Disc3はNEO GEO TOURのライブ音源からの3曲を収録。
Disc3のエンニオ・モリコーネの1900年のカヴァーが個人的にはお気に入り。
特にこの曲はよく聴いていた。
マイ・テープにもこのライブの1900年はよく使っていた。
Disc2のラストでは 大航海 がバーナード・ファウラーのボーカル、バックはオーケストラで聴ける。
これも好きな曲。
オリジナルの未来派野郎に収録されているオリジナルのがもっと好きなのだけど。

ところでプレイング・ジ・オーケストラ収録のコンサート「Sakamoto Plays Sakamoto」は1988年4月9日・10日に行われた。
教授は公演終了後にすかさずロサンゼルスに移動して4月11日にはアカデミー賞に参加。
ラスト・エンペラーは作曲賞を受賞した。
ラスト・エンペラーの音楽は坂本龍一トーキング・ヘッズデヴィッド・バーン、蘇聡(スー・ツォン)の3名によるものだが、映画では坂本の曲が印象的だった気がする。
このあとから教授は「世界のサカモト」と呼ばれるようになったと思う。

ラスト・エンペラーでは坂本龍一は音楽を担当するだけでなく、映画にも出演している。
甘粕正彦役での出演だった。
坂本龍一はあくまで出演者だったのだが、撮影が終了してから音楽を急に依頼されたのだという。
ラスト・エンペラーには立花ハジメや生田朗(坂本龍一のマネージャーだった。YMOではコーディネーター、ツアー・マネージャーを務めるなど。その後は坂本龍一のスタッフとして個人的事務所などを取り仕切っていた。1988年に死去。)も出演していた。

ところで、少し前まで 細野晴臣 について その2 を用意していたのだけど、誤って消してしまった。
それであらためて記す気が無くなって、新たにここまでを記したのだけど、この後はどうしよう。