THOMPSON TWINS について

中学3年の秋か冬。
ラジオを聴きながら受験勉強をしていた。
ところで現代でもやはり受験生は勉強時にラジオを聴いたりするのだろうか?
当時はワム!のフリーダムがヒットしていてラジオでもよく流れていた。
フリーダムの歌詞を覚えて、学校で友人と歌い合ったのを思い出す。
受験時の私はなに阿呆なことをしていたのだろうか?

そして高校生になってから、洋楽によく接するようになる。
ラジオとかでよく洋楽がかかっていたし、個人的にはレンタルレコードとか。
その頃人気があったのが、トンプソン・ツインズだった。
たぶん初めて好きになった洋楽のグループじゃないかな。
レコードを買った。
フューチャー・デイズ。
過去作についてはレンタルレコードで借りた。

テレビの深夜放送で確か月一回、洋楽のアーティストのPVを特集していて、トンプソン・ツインズも放送されていた。
この番組でヒット曲はほぼ把握出来た。
トンプソン・ツインズはこの日本でも人気があったのだ。
TVのCMにも出ていた。
マクセルのカセットテープのCM。
マクセルのカセットテープには販促でトンプソン・ツインズのインデックスカードがついたりした。

トンプソン・ツインズには、LIESでジャパン!というフレーズがあったり(その直後には中国っぽいフレーズが流れたりするのだが)、KAMIKAZE や TOKYO というタイトルの曲があったりした。

トンプソン・ツインズは大人気だったのだが、その後メンバーのジョー・リーウェイが脱退。
確か俳優になるという理由で。
トム・ベイリーとアラナ・カリーの二人組となったトンプソン・ツインズは徐々に人気が落ちてしまった。
二人組となった6枚目のアルバム クロース・トウ・ザ・ボーン はチャートであまり上昇しなかった。
その後のアルバムも…。
80年代の終わり頃、ロンドンに行った小室哲哉がトンプソン・ツインズのプライベート・スタジオでデモテープを作ったり、といったところでトンプソン・ツインズの名前が挙がったことがあった。
1991年にはトム・ベイリーとアラナ・カリーが結婚したりした。(その後、離婚)
1993年、トンプソン・ツインズは解散した。
けれど、トム・ベイリーとアラナ・カリーはバブルというデュオ・グループで再デビューする。
バブルは3人グループとなり、2枚のアルバムをリリース。
3枚目のアルバムのデモを作った頃、所属レコード会社から首にされたらしい。
トム・ベイリーはその後、ダブやエレクトロニカのアルバムを作っていたらしいが、2010年代になってトンプソン・ツインズの楽曲を演奏するようになった。
トンプソン・ツインズの楽曲を披露するツアーを各国で行うようになり、日本にもツアーした。
トム・ベイリーは2018年にソロ・デビュー・アルバム サイエンス・フィクション をリリース。

2000年代になるとトンプソン・ツインズのアルバムがリマスターされて発売された。
シングルBサイドなどを収めたCD2枚組のトンプソン・ツインズのアルバムも。
個人的にはリマスター2枚組のサイド・キックス、ホールド・ミー・ナウは買えたけど、フューチャーデイズが買えていない。
リマスター2枚組のCDを揃えられないから、デビューからクロース・トゥ・ザ・ボーンまでの5枚組のOriginal Classic Albumsてのを持っている。
5枚組のうちどれか忘れたけどジャケットに「日本盤」とか書かれている。
どうもジャケット(の写真)に日本盤が使われたらしい。

初期の7人時代では In the Name of Love が好き。

アルバム サイド・キックス では Love On Your Side 、All Fall Out が好き。

アルバム ホールド・ミー・ナウ では、Doctor! Doctor!、the Gap が好き。

アルバム フューチャー・デイズ では、 Lay Your Hands on Me 、Breakaway が好き。

アルバム クロース・トウ・ザ・ボーンでは、Follow Your Heart くらいかな。

アルバムの最後の収録曲がいいのが多いという印象があるんだよね、トンプソン・ツインズは。